愛を知らない少女【HQ】 (ページ3)

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1話ページ3

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私を空き教室まで迎えに来た彼『岩泉一』こと、岩ちゃん先輩は私の手を引きズンズン廊下を歩いている。

｢岩ちゃん先輩ー、痛いですよ！手首！手首！｣

グイグイ引っ張られるものだから掴まれている手首が痛くて仕方なく、岩ちゃん先輩の腕を叩きながら訴えた

岩｢うるせぇ!!今何時だと思ってるんだ!!部活始まって1時間たつベ!?!?｣

掴まれていた手首を離し怒鳴られた。あ、手首少し赤くなってる

｢えぇー、今回はちゃんと連絡したじゃないですかぁぁ!!｣

A呼び出しで少しだけ遅れまーす

及川少しだけ、少しだけなんだね!?

Ab

ほらっと言いトーク画面を先輩にズイっと近づける

岩｢あのなぁA、お前の中の少しは1時間なのか?あ"？｣

｢ほっほら！1時間って意外とあっという間に...ってｲﾀﾞｲｲﾀﾞｲ!!頭鷲掴みしないでぇぇ｣

ギリギリ音がなってる、さすがゴリラにも勝る男、岩ちゃん先輩に呼びにこさせた人呪うまじ

そんなこんなやってるうちに運動部独特の掛け声が段々と近づいてきた

ガラッと体育館の重い扉を開け、チワースと声をかける

岩｢連れてきた｣

そう目の前の男に短く告げ岩ちゃん先輩は体育館の中に入っていった

｢は...はぁい？徹先輩？｣

扉の前には片手でバレーボールをギチギチ握り潰そうとしているニッコリ笑顔の『及川徹』がいた。

及｢Aちゃん、及川さんとお話...しようか？｣

｢っスポドリ！スポドリ作らないとなんでまた今度｣

あははぁ...と逃げようとしたらガシッと手首を掴まれた。あれデジャブ

及｢A、来い｣

｢あ、はい｣

この後こっぴどく説教されたのは言うまでもない

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