初恋 (木村柾哉) (ページ33)

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次の日、朝、京介からLINEが来た。

京介おはよう

京介用事あるから先学校行ってる

いつもは二人で学校へ行くけど、昨日のことがあってか、

京介もきっと気まずさを感じているのか。

⠀ ⠀ ⠀おはよ。わかった

と連絡を返し、支度をした。

教室へ入ると前の席の京介はもう席についていて。

でも振り返りはしてこない。

謝りたいな、昨日のこと。

なんて考えてたら時間はあっという間に過ぎて、

気づけば部活の時間。

いつもなら部室へ荷物を取りに来てくれる京介の姿は無くて

着替えて部室へ向かおうとしたらすでにグラウンドで

練習をする姿。完全に避けられいる。

「Aちゃん、何かあった？」

『梨花先輩、、まあ色々と。』

「話してみなよ！聞いてあげる」

『....、なんて事がありました。

だから、木村先輩とも、京介とも気まずいままで。』

「なるほどね〜、木村先輩は、

その花音さん？のことまだ好きなのかな？」

『あれは、まだ好きな顔でした。』

「直接聞いたの？」

『いや、そういうわけじゃ。』

「じゃあちゃんと聞いてみなきゃ。

木村先輩も、きっと混乱してると思うよ？

だってこんな可愛い子に告白されたんだもん。」

そうだ。私告白して逃げてきたんだ。

最低な事をしているのを忘れていた。

拓「京介！！！」

突然の拓実くんの大きな声に、グラウンドに目をやる。

グラウンドにはうずくまっている京介の姿。

「京介くん！」

『京介、！！！』

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