初恋 (木村柾哉) (ページ4)

今日:506 hit、昨日:1,686 hit、合計:65,990 hit

4 ページ4

.

「じゃあ、最後にマネージャー。自己紹介お願い」

とうとう迎えた部活初日、自己紹介。

『マネージャーになりました、1年2組、古屋Aです。

迷惑かけないように、頑張ります。

よろしくお願いします。』

？「かわいー！」

京「どこが」

？「は？かわええやん！！」

京「拓実声でかい」

なんか、恥ずかし。てか京介もう友達できたんだ、

タクミ？くん同じ一年生だ。関西出身なのかな、、

一年マネージャーは、私ひとりだけ。大丈夫かな、

「あの、マネージャーの子だよね？」

『はい！』

「3年のマネージャーの梨花(りか)です！一緒に頑張ろうね！」

肌が白くて、可愛らしい先輩。
2年生のマネージャーはいないらしい。

『はい、お願いします！』

「じゃあ、早速仕事お願いしてもいいかな？」

『はい！なんでも！』

「じゃあ、このジャグに水入れて来てほしい！

あ、重いから気をつけて、！！」

『平気です！力持ちなんで！』

なんて調子に乗りながら、大きなジャグを抱えて体育館の近くの水道へ向かった。

水を入れるまでは、よかった。よかったんだけど、

『うわ！！！』

？「おい、ひろと何してんの！」

どこからか飛んできた水飛沫がが私の顔を濡らした。

めちゃくちゃ、目に入った。

コンタクトをしているため、目が痛くて開けられない。

でもジャグを抱えているため顔を拭えない。

？「すみません！大丈夫ですか？」

どこかで聞いたことがあるような声がして、突然手が軽くなり、代わりに手の上にはタオルらしき物が。

？「これ、使ってください。」

『あ、ありがとうございます。』

とりあえず顔を拭かせてもらい、やっと、綺麗になる視界。

「はあ、すみません、ありがとうございま、

え、木村、、先輩、」

.