初恋 (木村柾哉) (ページ13)

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京「Aが、よく話してるので。」

『ちょ、』

京「あ、」

柾「え、古屋さんが？」

『えっと、』

何言ってんだよ藤牧、、

西「ほ、ほらそろそろ帰らないと！」

『そうですね！』

京「か、帰るかA」

柾「？、、あれ、雨、、」

木村先輩の声で、外を見る。

『土砂降りだ』

柾「傘ない、」

西「まじ？俺もない」

柾「は？東持ってこいよ」

西「なんでだよ！」

なんか、可愛いなこの二人。

一緒に帰るのかな、なんて考えたら、頬が緩む。

京「A傘持ってる？」

『うん。あるよ？』

京「まあ、俺もあるけど」

なんで聞いたんだ。

『あ、もし良かったら、これ使いますか？』

柾「え、でも古屋さん濡れちゃう、」

『京介の傘があるので！』

京「は？」

『お二人で使うには、小さいかもしれませんが、よかったら。』

柾「ほんとに、いいの？」

『はい！』

木村先輩が濡れて風邪引いた方が困ります！！なんて心の中で叫んでやった。

柾「じゃあ、お言葉に甘えて。」

西「え〜、柾哉と相合傘？」

柾「しょうがないだろ、ありがとうね。古屋さん」

『はい！』

西「じゃあね〜古屋ちゃんとまっきー！」

『お気をつけて！』

京「いや、まっきーて、、」

『あれが西さんね。水掛けた犯人』

京「わかってるわ。てか俺の許可無しに勝手に傘貸してんじゃねーよ、」

『だって木村先輩も西さんも濡れることになるじゃん、』

京「また木村先輩ね、、」

『なに？』

京「いや、」

『早く帰ろ、雨酷くなっちゃう。』

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