55話 YOU ページ5
*
それからの私は
いくつかモデルとしてのオーディションを受けて
ユジンちゃんと2人では、ネット専門ながら今最も注目されているショップサイトの専属と
個人でファッション雑誌のシーズンレギュラーに合格して
まだまだ不慣れながらも忙しい日々を過ごしていた
そして今日は早朝から、事務所でレッスンを受けるために出社すると
BTSさん達が海外の音楽祭で大きな賞にノミネートされたという嬉しいニュースが飛び込んで来て
事務所中がお祝いムードでとても盛り上がっていた
あの時以来、皆さんに会う事もなくて
同じ事務所に所属していても、本当に遠い存在なんだなって改めて感じてしまった
……そう、、、思っていたのに
午前中のレッスンが終わって
休憩室でひとり、水を飲んでると
ドタドタと大きな足音と共に勢いよく開けられたドア
びっくりして振り向くと
「Aちゃん!!」
急に名前を呼ばれ…そして、
同時になぜだか
ギュッーと抱きしめられて…
「ジョ……ジョングクさん?……」
JK「うん、、、」
「ど…どうしたん…ですか…」
いきなりの出来事に動揺して上手く言葉が出てこない…
JK「……やぁーっと会えたぁー…」
声が聞こえて
ますます腕に力が込められていく
JK「はぁ………ずっと、、会いたかった…探してた」
ため息混じりに
そう告げられて…
想いもしていなかった言葉に
頭の中が混乱して
心臓の鼓動がどんどん速くなっていく……
169人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほのか | 作成日時:2021年6月25日 18時