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そして待ちに待った放課後。放課後までずっと図書室で本を読んでいたせいで腰や背中、首辺りが酷く痛んだ。軽く身体が怠い気がして漫画に夢中になっていた事を後悔したが、全てはこの放課後のためなのだ。
教室に向かう途中で職員室に寄り書類をまとめていた担任に保健室の鍵を返せば、お前放課後までちゃんと残れて偉いなぁと号泣された。俺が放課後まで学校に居れない奴だと思ってたのだろう。ナメてんのかオッサン。
教室まで行き、自分の前の席の机の中を覗き込めば前来た時と同じように封筒が二つ重ねて置かれているだけだった。片方の封筒に比べて厚みがない方の封筒を取り出した時、封筒に貼られている付箋に気付いた。
『感想ありがとうございます！勝手に読まれたことは恥ずかしいですが、気に入ってもらえて何よりです！第十話は封筒の中に入れてあるので是非読んでください！
次の話は一週間後くらいになると思います。もしかしたら一週間以上かかるかもしれないのであまり期待しないでくださいね』
長い文が書かれていた付箋の端の方に主役の二人の絵が描かれている。自分の書いて置いていった感想を気味悪がらず、こうして返信の付箋まで書いてくれたことに胸が熱くなった。
付箋を封筒から剥がして一度机に置き、封筒の中から第十話と書かれた付箋が貼られている用紙を取り出す。読み終えた後は自分の机の中から前に置いていった付箋とペンを取り出し、前回と同じように感想をさらさらと書いて封筒に貼り付けた。
『お返事ありがとうございます。今回も面白かったです。また一週間後確認しますね。頑張ってください』
この文章を担任が見ればアイツ敬語使えたのか…？なんて思われそうだ。封筒を机の中に戻し、返事が書かれている付箋を持って教室から立ち去った。付箋を見ては口角が上がるのを手のひらで隠しながら歩を進めた。
作者と付箋での会話を始めてから二ヶ月。もう直ぐ漫画が二十話に到達するので、大分あれから時間が経ったんだなと改めて思う。作者の顔を知らなかったのも長続きした一つの理由かもしれない。相手のことをお互い知らないので、余計な詮索をせず、されずという状況だった。
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muu(プロフ) - うちださん» 返信遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます。更新出来ず申し訳ないです。忙しさとこの先のストーリーが思い浮かばず止まってしまっていますのでもう少しお待ち頂けると嬉しいです。小説を沢山読むと文章の作りを理解できる様になりますよ！ (2022年1月6日 17時) (
レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
うちだ - 続きを待たせていただきます！(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆文才を分けて欲しいです...！ (2021年12月31日 14時) (レス) @page14 id: 58c5bf56bc (このIDを非表示/違反報告)
muu(プロフ) - nanaさん» コメントありがとうございます。更新遅れて申し訳ないです。好きと言っていただけて光栄です！ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月25日 20時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 語彙力なくて上手く伝えられないけどすごく好きです！頑張って下さい！応援してます！！ (2021年12月25日 4時) (レス) @page10 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
muu(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます。気が向いたら書いてみます！ (2021年12月20日 20時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muu
| 作成日時：2021年12月17日 20時
