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「それ、視点を変えたり恋愛の相手の過去を想像して読むんです」
「視点や過去?」

「はい。例えば第二話のアイドルにストーカーされてた女の子の話なら、アイドルは大体恋愛出来ない立ち位置にいますよね?自分のファンは良い子もいるでしょうけどアイドルの彼に恋をしたファンは害悪行為をすることが多かったのかもしれません。
他にも寄ってくる人間達は全て自分がアイドルという地位に立つ人間だから寄ってくるのだと思ってしまい誰も信じられなくなります。
そんな時、自分をアイドルだと知らないのに優しくしてくれる人間がいたら?恋心を抱かずにはいられないでしょうね。恋するキッカケなんていくらでもあります。そして彼は彼女を知りたくて、」

「…ストーカーになった、ってこと?」
「はい。私はそう思いながら読んでいます。その話には彼の視点の話は描かれなかったので」



確かに、そう思って読んでみると面白い話かもしれない。ただの胸糞悪い話じゃないなと思いながら読み返していると、小さくお腹が鳴った。
そういえばお腹空いてたんだった。流石に女から飯脅して貰うなんてしたくないし、その辺のやつから貰ってこようと席を立とうとしたとき、焼きそばパンを差し出された。


「あの、もしよければどうぞ」
「…いいの?」
「大丈夫ですよ!私沢山食べる方なのでまだ残ってますし!」


朝お茶買ったことも忘れてお昼購買近くの自販機で買ってしまったのでこれもどうぞ、とお茶も渡された。細っこい身体してるくせに意外と食べるんだなと思いつつ、ありがとうと受け取る。
腹が空いてたことと、いつもとは違う図書室で食べてるのが相まってか凄く焼きそばパンが美味しく感じた。焼きそばパンを噛みながら女の方を見てみると、おにぎりを頬いっぱいに詰めて食べている。ハムスターやリスみたいな食べ方に、思わず笑いそうになった。


「つーか図書室で食べてもいいの?」
「ホントはダメなんですけど、私だけ図書の先生に許可もらってるんで大丈夫だと思いますよ」


内緒ですからね、と唇に人差し指を当てて微笑む女に適当に相槌を打ちながら焼きそばパンを食べ終える。本当はまだ食べ足りないがまぁ少しは腹の足しになったので家に帰ったら沢山竜胆に飯作らせようと決めた。
おにぎりやパンを食べ終わった女はそれではと図書室を出て行ってしまったので、放課後までの暇潰しにと再び漫画を手に取った。

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muu(プロフ) - うちださん» 返信遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます。更新出来ず申し訳ないです。忙しさとこの先のストーリーが思い浮かばず止まってしまっていますのでもう少しお待ち頂けると嬉しいです。小説を沢山読むと文章の作りを理解できる様になりますよ! (2022年1月6日 17時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
うちだ - 続きを待たせていただきます!(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆文才を分けて欲しいです...! (2021年12月31日 14時) (レス) @page14 id: 58c5bf56bc (このIDを非表示/違反報告)
muu(プロフ) - nanaさん» コメントありがとうございます。更新遅れて申し訳ないです。好きと言っていただけて光栄です!ありがとうございます!頑張ります! (2021年12月25日 20時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 語彙力なくて上手く伝えられないけどすごく好きです!頑張って下さい!応援してます!! (2021年12月25日 4時) (レス) @page10 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
muu(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます。気が向いたら書いてみます! (2021年12月20日 20時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muu | 作成日時:2021年12月17日 20時

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