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先程まで自分に媚びるような態度を取り、友人が殴られたら怯え、そして自身の顔面を貶されれば怒りを露わにする。
きっとこの女は周りが自分よりも下だと見下し馬鹿にしているのだ。自分が一番底辺に居ることにも気付かず。


「何でお前みたいなブスと俺が釣り合うと思ってんだよ」
「あ、あたしがブスならAはどうなんのよ!?あんな地味なブサイクがアンタに釣り合うわけないじゃない!」
「釣り合うかどうかは俺が決めんの。あの子はお前みたいに性格ブスじゃねーからまだマシじゃね」


そこまで言えば、女はぐっと何かを堪えるように黙った。だが、確かに黙って正解だった。そろそろギャーギャー煩いから殴って黙らせようと思っていたのだが、自ら黙ったのだから無駄に労力を使わずに済んだ。この女は馬鹿だがそこまでアホじゃないらしい。
床に落ちているパンやおにぎりを見て野次馬の男に声をかけ、パンとおにぎり、そして飲み物を買って来るようにと言いつけた。勿論蘭の行動にビビりまくっていた男は大きな声で返事をして購買に走り去って行く。

こんな事では到底怒りは収まらないけれど、先程よりはマシになった。教室を出て彼女が何処に行ったのかと周りを見回せば、野次馬の一人がさっきの子ならあっちに行きましたよと指を差す。ありがと、と軽く感謝の言葉を伝えて指を差した方へ歩き出した。
指を差された方に行っても彼女の姿は見つからず、一体何処へ行ったのかと考えた時、ちょうど立ち止まっていた教室の扉が勢い良く開いて何かとぶつかった。


「あ、見っけた」
「え、あ、三つ編みさん!」
「…三つ編みさん?」


自分につけられた渾名がまさか三つ編みだなんておもっていなかったが、渾名なんて気にするような男ではないので三つ編みについてはあまり触れず大丈夫かと尋ねた。


「あ、実はこの教室あったかいやつ置かれてまして!今乾かしてます!」
「電気ストーブのこと?……馬鹿なのお前!」


教室に入った蘭の視界に入ったのは、電気ストーブの目の前に制服、原稿用紙までもが置かれているところだった。電気ストーブから少し離れた場所ならまだ良いのだが、文字通り目の前に置かれている。
数センチ離れてるのかなんて微妙に分からないぐらいの距離で、蘭は急いで制服を電気ストーブから離した。

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muu(プロフ) - うちださん» 返信遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます。更新出来ず申し訳ないです。忙しさとこの先のストーリーが思い浮かばず止まってしまっていますのでもう少しお待ち頂けると嬉しいです。小説を沢山読むと文章の作りを理解できる様になりますよ! (2022年1月6日 17時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
うちだ - 続きを待たせていただきます!(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆文才を分けて欲しいです...! (2021年12月31日 14時) (レス) @page14 id: 58c5bf56bc (このIDを非表示/違反報告)
muu(プロフ) - nanaさん» コメントありがとうございます。更新遅れて申し訳ないです。好きと言っていただけて光栄です!ありがとうございます!頑張ります! (2021年12月25日 20時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 語彙力なくて上手く伝えられないけどすごく好きです!頑張って下さい!応援してます!! (2021年12月25日 4時) (レス) @page10 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
muu(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます。気が向いたら書いてみます! (2021年12月20日 20時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muu | 作成日時:2021年12月17日 20時

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