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続きが楽しみで仕方なくなって、次の話はいつ読めるのかと期待している。
一週間後の放課後、ここに来れば次の話が足されているだろうかと胸を高鳴らせながら漫画を封筒に戻し、しっかりと封をして机の中に元通り置いておいた。
自分の前の席の奴に会うのは作品の話がもう少し進んでからにしよう。あぁ、今度は付箋やメモ用紙に感想でも書いて置いてやろうかとすら考えてしまう。
新しい玩具を見つけたような感覚で、頭が少しふわふわしているような気がする。喧嘩売られたから来て欲しいと弟から送られてきたメールを見ながら蘭は笑みを浮かべた。
「兄ちゃん、なんか良い事あったの?」
「んー?まぁ、ちょっとなぁ」
最近機嫌がいい日が続いている蘭は、今日も元気よく不良を警棒で殴っていた。幼少の頃に顔面陥没で人を殺しているくらいは圧倒的な腕力を持つくせに、武器を使うなんて酷い男だと灰谷兄弟について行く者は時々思う。
頬に付着した血を汚ねえなと自身の服の袖で拭い、血が付いた服を見ながらこれ捨てるか、と一般人では考えないようなことを考える。
竜胆はそんな蘭を見て、俺が洗うから捨てようとするなとキツく言いつけた。返事は返ってくるが数分後にはきっと忘れられているだろうが。
そう言えば、と蘭は前の席の生徒が描く漫画の事を思い出した。あの漫画を読んでそろそろ一週間が経つ。続きの話が何十枚も完成しているとは到底思えないが、少しでも続きを読みたいと気になっていたのだ。
袖に付いた血のことで頭がいっぱいになり漫画のことは忘れ、機嫌がやや下がり気味だった蘭の機嫌は一気に上昇する。
もうすぐ高校生は部活がない奴は帰宅しする時間帯になる。今行けば面倒な女共に絡まれるかもしれないし、前の席の奴に会ってしまう可能性も充分にあるのだから行動は出来ない。
全員さっさと帰れよと苛立つ気持ちが湧き出すが、少し我慢すれば褒美だと言わんばかりの待ち焦がれた漫画の続きが待っているのだ。苛立ちを抑えつつ、雑魚共を隣で冷めた目で見る弟に近くの喫茶店行こうぜと声をかけた。
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muu(プロフ) - うちださん» 返信遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます。更新出来ず申し訳ないです。忙しさとこの先のストーリーが思い浮かばず止まってしまっていますのでもう少しお待ち頂けると嬉しいです。小説を沢山読むと文章の作りを理解できる様になりますよ! (2022年1月6日 17時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
うちだ - 続きを待たせていただきます!(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆文才を分けて欲しいです...! (2021年12月31日 14時) (レス) @page14 id: 58c5bf56bc (このIDを非表示/違反報告)
muu(プロフ) - nanaさん» コメントありがとうございます。更新遅れて申し訳ないです。好きと言っていただけて光栄です!ありがとうございます!頑張ります! (2021年12月25日 20時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 語彙力なくて上手く伝えられないけどすごく好きです!頑張って下さい!応援してます!! (2021年12月25日 4時) (レス) @page10 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
muu(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます。気が向いたら書いてみます! (2021年12月20日 20時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:muu | 作成日時:2021年12月17日 20時