お前ら日常コントの神か【Fischer's】 (ページ28)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:78,277 hit

事件と過去その6 ページ28

『...そんなわけで、もっきゅんのこと誘拐して電話かけてきたのは私の妹。今の話で私の生い立ちとかも分かったでしょ』

私が話を終え静かに口を閉じると、その場が静寂に包まれる。

皆何考えてんのかなー...。

今まで言わなかったことに失望した？

こんな作り話みたいなこと信じられない？

こんな奴仲間じゃないって突き放す？

仲間を誘拐した奴の姉とかありえない？

＿＿＿いや、そんな奴らじゃない。

大丈夫。私が一番よく分かってる。

？「“...状況と事情は分かった。とりあえず今までお疲れさん。誰にも言えなくて結構しんどかったろ”」

『へ？』

と、沈黙を破って聞こえてきたのは、

何故かダーマの声。

...あ、電話か。それにしてもダーマから労いの言葉が出てくるなんて天変地異でも起こry((

『ダーマくん、いつから聞いてたんで？』

ダーマ「“今から20年前、1組の男女が結ばれた...ってとこからだな”」

『思いっきり最初ですねそれ』

ていうかいつの間に電話かけてたんですかね。手際の良さに感心しちゃうぜ(呆れ)

シルク「や、こんな重要な話俺らだけ聞くのはなんか違うなって思ってさ。グループLINEに簡単に状況まとめたやつ送ったらダーマとザカオも珍しくすぐ見てくれてさ」

ダーマ「“んで、なんか昔話するっつーからグループ通話にしてこっちにも聞こえるように上手く繋げてくれって頼んだわけよ”」

ザカオ「“最初は何事かと思ったけど...茜にそんな過去があったなんてねー”」

『わ、ザカちゃんまでいる』

シルク、皆で聞こうって考えるあたりさすがリーダー...。全然気付かなかったけど...

こいつもしや偽装工作系とか向いてるのでは(何に使うんだ)

シルク「で、俺お前の話聞いて思ったんだけど」

『なんじゃ』

シルク「それ普通に妹生きてね？」

『え』

さらりと衝撃発言された。私、驚きを隠せない。

マサイ「俺もそれ思った。「優しくて可愛らしかった真実」がいなくなったんだろ？ならそれって単純に精神的なものか何かで人格が変わったってだけじゃねーの？」

ぺけたん「手紙にも別に死んだとは一言も書いてないしね」

2人の推理に他の皆もうんうんと頷いている。

...マジか...。

『じゃあ私が勝手に殺してたってこと...？』

ンダホ「そういうことだねw」

シルク「現に妹生きてるしなw」

ここにきて最大の勘違い、発覚しました。

穴があったら入りたい。