思い出せない夢ってなんか嫌 ページ15
「死ねよ」
ふと声が聞こえた。
気が付くと、私は屋上に立っていた。
視界に入ってきたのは、まばらな高さのビルとオレンジ色の夕焼け空。
いや、茜色？朱色？
何にせよ明るい色だ。
あ、でも所々薄紫がかかってる。
逢魔ヶ刻って言うんだっけ。本かなんかで妖怪とかが出やすい時刻だーみたいな内容読んだことある気がする。
...にしても、何故私はこんな所にいるんだ。
ノスタルジックすぎる風景に、戸惑いと胸のざわつきを覚える。
とりあえず辺りを見渡す。
どこの屋上なんだか...って、ん...？なんだか見覚えあるぞ。
...そうだ、ここ通ってた中学校の屋上じゃん。でも基本鍵かかってて立ち入り禁止だったはず。私も3年間で屋上に行ったのは卒業アルバム用の写真撮った時の1回しかない。
ほんとになんでここに？つかどうやって入ったんだ、私。
「死ねよ」
また、声が聞こえた。
『悠っ！？』
この声。間違いない。私の親友の声だ。
『どこ！？』
声の主を探すが、見当たらない。
屋上には隠れられるようなスペースはないため、どこかに隠れているということもない。
じゃあ、一体どこから...。
「お前なんか死んじゃえ」
また、聞こえた。
いつの間にか、私の目の前15ｍほど離れた所、フェンスの向こう側に人が立っていた。
それは紛れもない、聞こえてきた声の主。
『悠...そ、そこは危ないよ』
「ふふ」
笑ったその顔は夕陽を浴びてオレンジ色に染まっていた。
そう、光を受けている。なのに。
目に光はない。
「死んじゃえば良かったのに」
「なんでお前だけ」
「逃げることは楽しい？」
『ゆ、悠...』
その口から吐き出されるのは私を責める言葉。
痛い。
痛い。
痛い。
「あの時のこと、まさか忘れたなんて言わないよね？」
そうだ。
あの日。
悠は。
死んだんだ。
「＿＿＿＿親友？笑わせんなよ」
そう言い放つと、悠は後ろに倒れた。
屋上の外側に。
『うわあぁぁあああ！！！』
目が覚めた。
寝起きにも関わらず珍しく脳が覚醒している。
なんかすごい嫌な夢を見た。
『っはぁ、はぁ...あー...なんだったんだ...？』
でも思い出せない。今の今まで見てたはずなのに、夢を見てたってことしか分からない。
『ちっ...寝覚め悪ぃ...』
二度寝する気にもなれず、仕方なく起きることにした。
ーーー
少しだけ過去をチラ見せ。
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サファイア - 頑張って下さい！！楽しみにしてるのじぇ！ (2019年7月17日 21時) (
レス) id: 7f764d15c5 (このIDを非表示/違反報告)
Alice:A(プロフ) - 皆さん、ご心配(？)おかけしました。なんとか無事上手いことやれたので、これからも頑張っていきます((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ (2019年4月13日 23時) (レス) id: 4925002279 (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - 主さんおかえりなさいです！ゆっくりで良いので、更新待ってます！ (2019年3月11日 0時) (レス) id: 6f905307eb (このIDを非表示/違反報告)
へ - 待っとるでえ頑張りいや (2018年10月15日 5時) (レス) id: 928cad3ace (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 待ってます！待ってます！待ってます！(大事な事なので3回言いました) (2018年10月12日 0時) (レス) id: 078ced3cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice:A | 作成日時：2018年3月14日 22時
