超口が悪くてツンデレでモトキが好きなシルクの妹はみんなから愛されています。2【Fischer's】

Sゴコロくすぐられる... ページ12

モトキSide

俺らの会話にきょとんとした顔になるA。

普段他のメンバーよりも絡みが多いため、余計に悲しくなる。しかも俺はAのことが好き。

ほんと、この状況辛すぎる。


モ「なんでだよぉ...」

マ「また言ってるw」

シ「なんでだよぉ！！」

ン「www」


おい藤原竜也やめろw
今精神的ダメージでかいんだからまともなツッコミ出来ねぇぞ。


ン「んふふ、Aモトキのところ行かないの？」

『もと、き...？』


ンダホの質問に首を傾げるA。まるで俺の名前知らないみたいな反応、すごい悲しくなる。


ン「すごい寂しそうな顔してるよ？」

『...』


俺をじーっと見つめてくる。何だその顔は。小動物感半端ないんだけど。


『もっきゅんはぁ...さいごー』


にこっと笑ったかと思うと今度は俺に抱きついてきた。


モ「うぉ...A、俺最後なの？」

『そー...もっきゅんは、さいごなの』

モ「なんで？俺は最初に来てほしかったんだけどなぁ」

『あぅ...だ、だってぇ...』


ほんの少しだけ意地悪をしてみる。

すると、俺の服をきゅっと掴み口篭ってしまった。


...そういうことするからもっと苛めたいって思っちゃうのに、無自覚でやってるんだからタチ悪いよねぇ。


『うー...』


睨みつけるその顔も、全く怖くない。むしろ可愛い。


モ「ふふ、意地悪しちゃった。ほら、膝おいで」

『んー...』


優しく笑いかけ膝をぽんぽんと叩くと、おずおずと乗っかってきた。そのままシルク同様、俺の首に腕を回し首元に顔を埋める。


モ「A、息が首にかかって擽ったいよ」

『んー...もっきゅん、すきぃ』


！？！？

なんだそのカミングアウトは！？それは友だち的な意味での好き！？待って、今めっちゃびっくりしてるよ俺！！

しかし、脳内大混乱でも顔にはなるべく出さない、それが俺。あくまで通常運転を心がける。


モ「ふふ、俺も好きだよ〜」

『えへへ、すきぃ』


好きを何度も連呼してくる。

大丈夫？この子好きって誰彼構わず言ったりしてない？心配になってくるんだけど。


シ「こいつモトキ大好きかよw」

マ「なんか猫みたいだなw」


確かにすりすりしてくる様子はまさしく猫...でもA×猫はダメ。多分俺発狂する。


モ「A〜...A？...あれ、寝ちゃってる？」

シ「...寝てるな」

モ「マジか」


呼びかけても反応がないため、様子を見ようとしたらなんか寝てた。

寝顔可愛かった。



とりあえずAは控えめに言って天使。

もたないからもうやめてね→←ちょっと勝った気分！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す