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できれば待機組がよかった ページ22

ン「俺やだ!」


真っ先に拒否したのはダホ。確かにお前は降りないで車に乗りっぱの印象がある。


マ「...パスってあり?」


続いてそれとなく意思表示をしたのはマサイ。

この時点で候補は私入れて3人...よし、じゃあ下の兄ともっきゅんに行ってもらおう。


シ「ってことは必然的に俺とモトキとAで行くことになるな」

『マジか、私も行くのか』

シ「おう、なんかあっても守ってやるから安心しろ」

『台詞だけはイケメンだ』

シ「んだとコラ」


行かなくて済むかと思ってたら強制的に連れ出されることになった。これで万が一取り憑かれたりするようなことがあれば一生恨む。


スマホのライトをつけて車を降りると、冷たい空気が顔を掠めた。


『え、寒くね』

モ「山の中だし、夜だからってのもあるけど...」

シ「ああ...これはそれだけじゃない気がするな」


異常なまでに寒い。しかも特に足元に冷気が集まってるような感覚がある。

とりあえず突っ立っててもあれなので、2人と一緒に進むことにした。







私が間で右に下の兄、左にもっきゅんという状態のまま、小屋の前まで来た。


『今思ったんだけど』

シ、モ「「ん?」」

『なんで奇数で来ちゃった?』


そう、今3人。つまり奇数。心スポとかに奇数で行くと真ん中の奴が消えたり憑かれたりすることがあるらしいんだが...今の状況だと消えるの私だなこれ。


シ「...場所代わるか」

『いや、端は端で怖いからいいです』

シ「なんなんだよ」

『よく考えたら陣形崩せばいい話だしな』


きょろきょろしていると、小屋の左手側に石碑のようなものが立っているのが目に入った。


『...?なんだ、これ』


近付いてスマホのライトで照らすと、何やら書かれているのが確認できた。


モ「どうしたの?」


私の後ろからもっきゅんと下の兄が石碑を覗き込んできた。

私は『ん、これ』と指差すと、書かれているものを読み上げた。


『なんか書かれてんだよな。えっと...「降りし御霊を天へと還す 昇りの言を 一つ二つと ...」...?ダメだ、その先は読めん』

シ「ほんとだ、掠れちゃってんな。相当古いもんなのか」

モ「うーん...土地神様として信仰されてたのかもしれないけど...石碑を立てるくらい信仰してる人が多かったのかな。大分風化が進んでるけど結構立派だよね」


そう言ってしげしげと石碑を眺めるもっきゅん。

その時。


「おぎゃあぁ...」


『え?』



赤ちゃんの泣き声が聞こえた。

ついてきちゃったかも→←ガチのやつだこれは



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作品ジャンル:恋愛
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サファイア - 頑張って下さい!!楽しみにしてるのじぇ! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 7f764d15c5 (このIDを非表示/違反報告)
Alice:A(プロフ) - 皆さん、ご心配(?)おかけしました。なんとか無事上手いことやれたので、これからも頑張っていきます((。´・ω・)。´_ _))ペコリン (2019年4月13日 23時) (レス) id: 4925002279 (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - 主さんおかえりなさいです!ゆっくりで良いので、更新待ってます! (2019年3月11日 0時) (レス) id: 6f905307eb (このIDを非表示/違反報告)
- 待っとるでえ頑張りいや (2018年10月15日 5時) (レス) id: 928cad3ace (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 待ってます!待ってます!待ってます!(大事な事なので3回言いました) (2018年10月12日 0時) (レス) id: 078ced3cef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice:A | 作成日時:2018年3月14日 22時

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