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『撮影終わりましたー』



そう言って事務所に入ると悠仁と宿儺がいた



彼等は双子のユニットで人気急上昇中



「あ!Aさん、おかえりなさい!」



笑顔で迎えてくれる悠仁



「……。」



一方、しかめっ面をして黙っている宿儺



『ただいま、悠仁!あれ、宿儺機嫌悪い?』



宿儺の隣に座る



「彼奴と別れたらしいな。だから言ったろう、彼奴はやめとけと」



『あはは、本当にその通りになっちゃったね』



「こら宿儺!そんな言い方したらダメだろ!」



『黙れ悠仁』



『いいの、いいの!これでも心配してくれてるんでしょう?』



そう言って宿儺に笑いかける



「フン、誰が心配しているだ。ただ馬鹿にしておるだけだ。」



そっぽを向く宿儺にありがとう、と伝えるとデコピンをされた



『あ、そう言えば引っ越そうかなって考えてるんだけど何処か良い所ない?』



「んー、俺らが住んでるマンションは満室らしいからなぁ」



悠仁がむむむ、と考えていると宿儺が一緒に住めばよかろう、と言い出した



『ん?宿儺なんて?』



「だから一緒に住めばいいだろう、部屋は余っているしな」



「あ、そうだね!Aさんなら大歓迎だよ!」



『いやいや、流石にそれはダメだよ!』



確かに2人とは仲良くしていてまるで弟が出来たみたいな感じだが……



「俺がいいって言っているのだ、お前に拒否権は無い」



『わーお、流石暴君だね〜』



「でも宿儺の言う通り、本当にいいよ?
別にずっと住むって訳じゃなくてAさんが落ち着くまでって感じでもいいし!」



2人の優しが嬉しくて2人纏めてぎゅうぎゅうに抱きしめる



『はぁー、良い後輩を持ったよー!』



「ちょ、Aさん!?」



「フン、さっさと荷造りして今日から家に来い」



『はは、可愛いやつめ!』



3人でぎゅうぎゅうと抱き合っていると扉が開き悟も事務所に帰ってきた



「!」



「あ、五条先輩お疲れ様っす!」



「お疲れ、悠仁」



付き合ってた時はこの状況を見るなり

「僕のAでーす!返してもらいます!」

と言って抱きしめられるがもうそれは無い



『お疲れ様です。』



「…お疲れ様」



微妙な雰囲気を宿儺が壊す



「ほれA、早く荷造りして来い。事務所で待っておる」



『あ、うん!じゃあちょっと行ってくるね!』



事務所を後にする








(もう君を奪い返す事が出来ない)
(もう貴方に抱きしめられる事はない)
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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 完結   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:アリス | 作成日時:2021年3月1日 18時

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