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ー傑の部屋ー
「あー、あー、あー」
「煩いよ、悟」
携帯から目を離さずに悟に注意する
「だってよぉ、Aは宿儺と悠仁と住むんだろー」
「みたいだね」
「いやいや、よりによって宿儺!!!」
「まぁ彼はAの事好きみたいだしね」
「唯一、心開いてる感じだしさ〜
何あれ、外堀から埋めていこうって作戦なの?」
「ハハ、有り得るね。彼は頭が良いから。」
「まじ勘弁してくれ、
Aはさ〜基本素っ気ないのに懐に入れるとすぐ懐くじゃん?
あのギャップ…ズルくない?は、何なの?可愛すぎじゃない?」
「あのギャップは確かにクるよね
途中から何にキレてるんだい?Aの可愛いさに怒ってるのかい?」
「えー、もう何で俺あんな馬鹿な事したの
過去の自分抹殺してぇ」
「ハハ、大分後悔してるね」
「当たり前だろ、A以外の女なんて心底どうでもいい。なんならあの相手した女の顔も覚えてねーよ。」
「クズだねぇ」
「ハッ、本物のクズになっちまったからなぁ」
五条はAに恋するまでは、一夜限りの相手や取っかえ引っ変えばかりしていたので事務所の人達からはクズ認定されていた
「相当参ってるね」
「……本当に、何でもするからもう一度この手に戻ってきて欲しい。
もう二度とあんな過ちはおかさない
名前を呼ばれて、抱きしめて、笑いあいたい。」
その様子を見ていた夏油は暫く考えた
「……ねぇ、悟。
君がもう二度とAをこんな風に悲しませないって誓うなら_____私が協力してあげるよ?」
「傑!?お前……ッッあぁ、誓う。
もう一度戻ってきてくれるなら_____俺は絶対Aを幸せにする。」
「フフ、本気だね。」
「あたりめーだろ!」
「とりあえず、SNSを新たに更新しようか
きちんと説明しよう。ファンの方達にも伝えないとね」
「おう!」
早速SNSに上げる文を打ち込んでいく悟を見て、つくづく彼に甘いな…と笑みがもれた
硝子に更新する事を伝えると五条の好きな様にしなよ、と言っていたので彼女もまた甘いな……と感じた
(親友には幸せでいてほしい)
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作者名:アリス | 作成日時:2021年3月1日 18時