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Ｏ「……俺のこと、好きだったんじゃねーの…？」
『えっ…？』
Ｏ「なんでしょーくんなの…」
なんで翔くんなの？って…
何でそんなことを部長に言われなきゃいけないの。
そう思った時…私の中で何かがキレた。
『そんなっ……そんなこと、部長には関係ないじゃないですか…。部長がもうやめるって。あの時、そう言ったから…』
Ｏ「Aちゃ……」
『分かんないです。部長が何考えてるのか…私は全然分からない。疲れる…部長の言葉ひとつに一喜一憂して。“もしかして”って期待して。でもやっぱりって落ち込んで。
部長は前に、Aちゃんは俺が何を言っても信じないって言ったけど。私からしたら、部長の何をどう信じていいのか分からないです。あの時…言ってくれたら良かったのに。私が何も覚えてないって分かってたはずなのに。そしたら、私は今頃……』
Ｏ「しょーくんじゃなくて、おれと付き合ってた？」
部長のその言葉に、はっとした。
そんなこと思っちゃいけないのに。
私……
私の気持ちを見透かしたような部長の目に。
早くなった心臓の音が、ダイレクトに耳に届いて…気持ちが落ち着かない。
Ｏ「おれの言葉は信じられなかったのに、しょーくんの言葉は信じられんの？なんで？」
『なんでって……翔さんは…』
Ｏ「……翔さんって呼んでんだ？で、その翔さんはなに？」
『翔さんは…』
きちんと気持ちを話してくれたし。
私ご安心できるように、態度でも示してくれたりしたもん。
そう言えばいいのに…
部長の顔を見ると、言えなくて…
『……部長はズルいです』
今さらそんなこと……
部長の態度は、全部ズルいです…
私の言葉に部長は、「ははっ」って乾いた笑いをこぼした。
Ｏ「ズルいのはどっちだよ。おれなんかより、Aちゃんのがよっぽどズリーよ」
そう言って軽く目を伏せた部長は、再び顔を上げた時、なにかに驚いたような顔をしたと思ったら、グッと何かを睨みつけながら…「おれのことが好きなくせに」って言った。
何も言えない私の代わりに、聞こえてきたのは…
S「何言ってんの、智くん」
っていう、いるはずのない翔さんの声だった。
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Haruno(プロフ) - ユカリさん» コメントありがとうございます！私も書いていてスッキリした回でした（笑）思わぬところで智の地雷を踏んでしまった主人公でしたが…今後も楽しみに♪よろしくお願いします(´∀｀*) (2018年6月13日 11時) (
レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - 三毛猫さん» コメントありがとうございます！燃え続けて頂けるよう、今後も頑張ります(´∀｀*) (2018年6月13日 11時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - Harunoさんはじめまして。前からとても楽しく読ませて頂いています。私は智担なのですが、部長とくっついて欲しいなぁ、ってずーっと思ってましたが、なんか今回の読んでスッキリしました。なぜだろ笑。主人公ちゃんがどー出るのか今後も楽しみにしています。 (2018年6月4日 13時) (レス) id: 2ef62dda40 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - Haruno様 おはようございます。コメントですが、ありがとうございます。Haruno様にそう仰って頂けて嬉しいです♪凄く萌えてますよ、、こちらこそよろしくお願いします (2018年5月30日 11時) (レス) id: 5c6683ff73 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - けいさん» こんにちは！コメント有難うございます(*´∀｀*)やっと、先へ進みそうな予感です(^^)翔さんに傾きつつあった気持ちや翔さんの今後の動きなど…注目して頂けたら幸いです！引き続きよろしくお願いします(*´∀｀*) (2018年5月29日 17時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno*
| 作成日時：2018年5月8日 2時
