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しばらくキッチンから翔さんの様子を伺っていたけど、一向に終わる気配のない仕事。
どうしよう…
帰った方が良かったんじゃないの？って少し不安になってきた時、翔さんは「ふぅー」っと、眼鏡を外して目頭を抑えた。
終わったのかな。
声をかけていいものか、悩んでいると不意に翔さんと目が合った。
S「あー…、ごめん」
申し訳なさそうに手を合わせて、私のいるキッチンに来る翔さん。
『大丈夫ですよ？仕事ですか？』
S「うん、ちょっとね。月曜までに終わらせなきゃいけないやつ思い出して…」
『そうですか…』
月曜までに終わらせなきゃいけないやつを忘れてたの？
翔さんでもそんなことあるんだ…って思う反面、もしかして…私とそういう雰囲気になったこと後悔してる？なんて思ってしまった。
私がお風呂に入ってる間に、「何やってんだ、俺」って冷静になった？
そんな不安が顔に出てたのか、翔さんはフッと笑って私を抱きしめてくれた。
S「先寝てて。終わったらすぐ行くから」
『…はい』
S「寝室、あっちの扉の奥ね」
『…はい』
S「……ほんとは今すぐ抱きたいのに、我慢してる俺を褒めてよ」
『えっ…？！』
バッと顔を上げると、まゆを八の字に下げて微笑む翔さんの顔がそこにあって…
S「そんな顔すんなって。今日の今日でどうこうしようなんて思ってねーから。ただ一緒にいてほしいだけ」
『…はい』
そんなこと思ってたなんて。
なんか、思ってることが色々顔に出てたのかも…って、急に恥ずかしくなった。
けと…それと同時に、そんな風に大事に思ってくれてる事に嬉しくなった。
『待ってますから。…早く、来てください』
S「ん…分かった」
優しくキスしてくれた翔さんから離れて、先に寝室に入った。
恐る恐る入るベッドからは、仄かに翔さんの香りがして。
ドキドキする…
寝られるかな…
なんて思ってたけど。
緊張とお酒を飲んだことも手伝って、私はあっという間に寝てしまっていたようで。
次に目を開けた時には、いつの間にベッドへ入来たのか、翔さんの腕の中にいた。
ぐっすりと眠る翔さんを起こさないように、枕元に置いておいたスマホで時間を確認しようと見てみると…1件の着信とライン通知。
着信の相手は……大野部長。
なんで？
急いでラインを開くと、そこには…
【智:おれ、やだよ】って……
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Haruno(プロフ) - ユカリさん» コメントありがとうございます！私も書いていてスッキリした回でした（笑）思わぬところで智の地雷を踏んでしまった主人公でしたが…今後も楽しみに♪よろしくお願いします(´∀｀*) (2018年6月13日 11時) (
レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - 三毛猫さん» コメントありがとうございます！燃え続けて頂けるよう、今後も頑張ります(´∀｀*) (2018年6月13日 11時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - Harunoさんはじめまして。前からとても楽しく読ませて頂いています。私は智担なのですが、部長とくっついて欲しいなぁ、ってずーっと思ってましたが、なんか今回の読んでスッキリしました。なぜだろ笑。主人公ちゃんがどー出るのか今後も楽しみにしています。 (2018年6月4日 13時) (レス) id: 2ef62dda40 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - Haruno様 おはようございます。コメントですが、ありがとうございます。Haruno様にそう仰って頂けて嬉しいです♪凄く萌えてますよ、、こちらこそよろしくお願いします (2018年5月30日 11時) (レス) id: 5c6683ff73 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - けいさん» こんにちは！コメント有難うございます(*´∀｀*)やっと、先へ進みそうな予感です(^^)翔さんに傾きつつあった気持ちや翔さんの今後の動きなど…注目して頂けたら幸いです！引き続きよろしくお願いします(*´∀｀*) (2018年5月29日 17時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno*
| 作成日時：2018年5月8日 2時
