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経理から戻ると、相葉さんも戻って来ていて。
N「お前、仕事終わった？」
『一応、今日のノルマは終わってますけど…』
A「3人で飲み行こーって、ニノが」
「珍しいよね」って、相葉さんは嬉しそうに片付けをしていた。
N「行ける？」
『行きます！…飲みたい気分だったんで、私！』
よかった…
このまま１人で帰ってたら、また家で１人大量のお酒を飲んで、明日死ぬ思いで会社に来なきゃいけないとこだった…
N「ちょっ…そのやる気が怖いんだけど(笑)俺、潤くんにこれ持って行ったら行けるから、お前も準備しとけよ」
『はい！』
「だから怖いって、その食い気味な返事」って言いながら出て行った二宮さんと入れ違いで、小さな紙袋を持った櫻井さんが入ってきた。
S「なに、飲み行くの？」
A「そっ。あっ、翔ちゃんも行く？」
S「行きてーけど、残念ながら残業」
A「マジ？がーんば！」
S「ははっ(笑)思ってねーだろ。…荻原」
『はい』
呼び方、戻ってる…
当たり前なんだけど。会社で櫻井さんが私のことを名前で呼ぶことはまずないんだから。
S「これ、さっき話したチョコ」
『あ、有難うございます』
手渡されたチョコは明らかに高級なチョコレート屋さんの物で…
ほんとに、私が貰っていいの？
『……誰に貰ったんですか？』
S「ん？営業先の受付の子」
『えッ？！』
それ…私貰っちゃダメなやつじゃない？
S「なに？」
『いや…、本当に私、貰っちゃっていいんですか？』
S「いいよ。だって、俺食わねーし」
ほんとに気付いてない？
絶対、下心ありのチョコでしょ、これ。
意外にこういうの鈍かったりするのかな。
どうやら、伺うように櫻井さんのことを見てしまっていたようで。
S「なに？……あー、安心しろよ。それに入ってた番号とラインのIDはシュレッダーにかけといたから」
『えっ…ヒドい…』
ですよね。
そんな女の下心に気付かないあなたじゃないですよね。
それにしても、シュレッダーって…
S「俺、お前以外の女には今んとこ興味ないし」
そう言って櫻井さんは右の口角だけをクッと上げて笑って、「あんま飲み過ぎるなよ」って、デザイン部を後にした。
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Haruno(プロフ) - ユカリさん» コメントありがとうございます！私も書いていてスッキリした回でした（笑）思わぬところで智の地雷を踏んでしまった主人公でしたが…今後も楽しみに♪よろしくお願いします(´∀｀*) (2018年6月13日 11時) (
レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - 三毛猫さん» コメントありがとうございます！燃え続けて頂けるよう、今後も頑張ります(´∀｀*) (2018年6月13日 11時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - Harunoさんはじめまして。前からとても楽しく読ませて頂いています。私は智担なのですが、部長とくっついて欲しいなぁ、ってずーっと思ってましたが、なんか今回の読んでスッキリしました。なぜだろ笑。主人公ちゃんがどー出るのか今後も楽しみにしています。 (2018年6月4日 13時) (レス) id: 2ef62dda40 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - Haruno様 おはようございます。コメントですが、ありがとうございます。Haruno様にそう仰って頂けて嬉しいです♪凄く萌えてますよ、、こちらこそよろしくお願いします (2018年5月30日 11時) (レス) id: 5c6683ff73 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - けいさん» こんにちは！コメント有難うございます(*´∀｀*)やっと、先へ進みそうな予感です(^^)翔さんに傾きつつあった気持ちや翔さんの今後の動きなど…注目して頂けたら幸いです！引き続きよろしくお願いします(*´∀｀*) (2018年5月29日 17時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno*
| 作成日時：2018年5月8日 2時
