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第2会議室の前。
コンコンとノックをして、向こうからの返事を待つ。
N「はい、どーぞー」
『失礼します』
軽く会釈をして、部屋に入ると…
二宮さんがやたらと甘い顔で私の方を見て微笑んでいた。
資料を避けて、ひとりひとりにコーヒーを配る。
その時に、やたらと痛い視線を送ってくる女の人がいた。
この人かな…？
他は男の人だけだし、なんかすごい睨んでくるし。
綺麗な人なのに、二宮さんはなにが嫌なんだろう。
あっ、もうすでに彼女がいるとか？
だったら、別に彼女役頼まなくてもいいよね？
あー、でも会社の人じゃないなら、こうやって見せつけることはできないもんね。
そっか、そっか。
ひとり納得して、最後の方にコーヒーを配り終えると。
二宮さんが私の手に何かを渡してきた。
もうほんと、絶妙なタイミング。
ちょうど、相手の女の人がこっちを見ている時だった。
N「Aさん、ありがと」
声まで甘い。
微笑む、その笑顔が甘い。
なんか、ホントに、私のこと好きなんじゃないかって勘違いしてしまうほどの二宮さんの仕草に、恥ずかしくなってきた。
私と二宮さんの雰囲気に気づいているのか、女の人のこめかみがピクッとしたのが分かった。
二宮さんもそのことに気づいたのか…ますます煽る。
わざとらしく、私の足元にスプーンを落として。
それを拾おうと屈んだタイミングで二宮さんの頭も降りてきて…
耳元で「よくできました」って囁かれた。
その声がいつもよりも低くて、吐息も混ざっていて…
顔が熱くなるのが分かった。
バッと顔を上げると、二宮さんとの距離数センチ。
目の前には色気ダダ漏れの二宮さん。
スッと立ち上がって、『失礼しました』って急いで部屋を出る。
なにあれ、なにあれ、なにあれ。
好きでもない相手にあんなことできるなんて…
絶対に、女たらし！！
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Haruno(プロフ) - keiさん» コメントありがとうございます！みんなから可愛がられる主人公がかなり羨ましく思いながら書いてます（笑）続き、楽しみにしていてください(´∀｀*) (2017年9月13日 5時) (
レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - けいこさん» コメントありがとうございます。こんな職場あったら天国ですよねー（≧∇≦）私も働きたいです… (2017年9月13日 5時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - めずらしく翔さんがお優しい(*´ω｀*)しかも、抱きしめてくれる！ニノちゃんには食事に誘ってもらえるし〜(//∇//)続きたのしみにしてま〜す＼(^.^)／ (2017年9月9日 16時) (レス) id: 6133f4f2c1 (このIDを非表示/違反報告)
けいこ(プロフ) - 今日翔くんがかっこいいー！ニノちゃんにも見守られてて幸せもんだわー。この職場に行きたい。 (2017年9月9日 12時) (レス) id: b16eeb3d0e (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - けいこさん» コメントありがとうございます！フワフワしてそうで、やる時はやるっていう智さん！私も大好きです(≧∀≦) (2017年9月9日 9時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno*
| 作成日時：2017年7月16日 0時
