私の一番キライでスキな生き物4【銀魂】

鬼が十四匹 ページ13

｢クリステルが天気を読めなくなったのはわしらの仕業だと？｣



｢最強の陰陽師とやらならそれも可能なんじゃねーのか｣



｢確かにクリスタルが結野衆を黙って抜けその力を市井で使いだした時結野の血を重んじる格式ばった連中はそれに反対した
かくゆうワシもそのクチじゃ
…だがあの悲劇があってからは…｣



悲劇？



突然襖がガララと開く



すると慌てた様子で



｢御頭ァァァ!!｣



と晴明さんを呼びに来た



晴明さんもそれが何か気付いたようで



｢まさか｣



と声を上げ、直ぐに



｢チッ｣



と舌打ちをして走っていった



｢ちょ？晴明さん!!
銀さん何かあったみたいです！行ってみましょう！｣



晴明さんの後を追いかけるとそこにはテレビとその周りには沢山の人がいた



そしてテレビが映しているのは…



《朝は予報外しちゃってごめんなさーい気持ちを切りかえてお昼からの天気お伝えしたいと思いまーす》



｢クリステルぅぅぅぅ!!
何故じゃあ!!
何故朝の顔のクリステルが昼間に出ておるぅ!!｣



｢御頭それが予定してた別のお天気お姉さんが風邪で休んだらしくて｣



｢いいから早く 早くDVDに録画を｣



｢それが御頭
DVDの容量が昨日録ったスパイダーマンでパンパンです!!」



｢消せェェェ
スパイダーマン消せ
もう何回も見たし｣



｢あっやっぱダメ
キングコン…あやっぱスパイダーマン
スパイダーマンのヒロインの所だけ消せ!!
あのハラ立つ｣



いや理不尽



《それではいきます》



｢御頭ァァァ予報始まっちゃってます!!｣



｢おいィィィ貴様らァァァァ
五段祈祷法の用意はできたかァァ｣



五段祈祷法
陰陽五行説に基づき行われる祈祷法
国家安泰・五穀豊穣・降雨・止雨の効果があるといわれる



｢聞き逃すなよ貴様らァァ!!
なんとしてもクリスの予報を当てさせるんじゃ!!言った瞬間祈れよ!!間髪入れずに祈れよ!!」



《今日の昼からの天気は晴れです》



｢晴れろォオオオオオオオ｣



ぐおおおおおとすごい勢いで空に祈り？なのか何かをする結野衆



｢うわぁ…すごい勢い…｣



｢…銀さん…邪魔するどころか…一族あげて応援しますけど
晴明さん妹萌えどころか妹燃やしそうな勢いなんですけど｣



｢新八ムダアル
アイツももう一族の一員ね｣



｢ねえさっきまでこの人疑ってた人がなんであんなこと出来るの
なんであんなに自然にとけこめるの｣



「なんなんだろう。想いの力かな」



すると突然隣からカッと光がでてきた

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