私の一番キライでスキな生き物4【銀魂】

鬼が十二匹 ページ11

｢……」



｢あのォ誰か…俺と主変わんない?｣



｢……｣



｢ねェちょっと!!恐いんですけど
あの娘なんか恐いんですけど｣



｢ごめん…今回ばかりは私もちょっと…｣



【外道丸よ おぬしここに何をしに参った】



突然の声に驚く


えっ何処から?



【結野衆に仕える身でありながらその式神を破り無断で屋敷に押し入るとは
いくらクリステル様が式神とて許される事ではないぞ】



するといなかったはずの所からボォォォォと音を立てて数十人でてきた



｢あ…あれは
結野衆?!｣



｢今のあっしはクリステル様ではなくこの男の僕でござんす
主が何をするかはあっしの知る所じゃございやせん｣



｢えっ!?｣



【クリステル様から式神を…!!何者だ貴様ら
…まさか巳厘野家の】



【この結野の聖地に土足で踏み入り無事で帰れると思うなァ!!】



そう言ったかと思うと大勢の人達は



「サラバビキンナンウンタラタカンマン!!
不動明王火界呪!!｣



と唱え始める




｢全ての魔軍を焼き尽くせェェ!!｣



｢ぎゃあああああ待ってェェェ!!ちょっと待ってェェェ 最早別の漫画になってるぞ!｣



｢外道丸なんとかしやが…なんでてめーまで俺の陰に隠れてんだァァァァ｣



｢ぎゃあああああああ!!｣



｢やったか


!!｣



｢そこまでにしておけ｣



｢この者達はクリステルの友人じゃ
クリステルの友人はわしの友人でもある｣



｢これ以上手荒なマネは許さぬぞ
この 晴明が｣



｢お…御頭!!｣



御頭?



頭に？を浮かべているとさっきの人達が一斉に頭を下げていた



｢申し訳ありませぬ 御頭の友人とはつゆしらず
とんだご無礼を!｣



すごい影響力…



偉い人なのかな…



｢……!!だ…!!誰だあの公家顔｣



銀時がそう聞くと外道丸さんが説明してくれる



「晴明様でござんす
結野家本流の血をくむ結野衆頭目
一族歴代最強をうたわれる天才陰陽師
結野晴明
クリステル様の兄上様でござんす｣



この人が…



結野さんのお兄さん…



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ーーー

結果無事中へ案内された



｢嫌な思いをさせてすまなんだな
外道丸 よくぞクリステルの友人を護ってくれた
礼を言うぞ
気の済むまでゆっくりしていくが良い
このまま帰してはクリステルにどやされるからのぅ｣



そういい晴明さんはパチンと指を鳴らす



するとたちまち私たちの前に美味しそうな料理がでてきた



｢！！｣



｢イケる口なら酒も出すが｣



な、なにこれ…

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