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まっすぐと僕を見る目はやっぱり綺麗で、汚れなきその視線は誰もが魅了されるモノなんだ。

それは出逢った当初から何も変わらなくて、本当に心から羨ましいと思ってしまう。

『...僕はもっとケンティーの力になりたい。』

『...マリウス。』

『...でも。風磨くんみたいに何かを代わってあげられないし勝利くんみたいに上手に気遣えない。聡ちゃんみたいにケンティーのこと温かさと優しさで包んでもあげられない。』

そう言って俯くと優しくて温かい手が僕の髪を撫でてくれた。

『マリウス。本当にそう思う??』

『...。』

『... マリウスはさ、俺だけじゃなくて他のメンバーのことも本当に大切に想ってくれてるよな??』

『...うん。』

『それだけで十分なんだよ??誰かが自分のことを大切に想ってくれてる。それを感じて満たされて、幸せなんだと胸がいっぱいになる。』

『...。』

『それは簡単なことのように思えて、簡単なことじゃない。』

『...。』

『それに、マリウスにはまだまだ子どもでいてもらわなきゃ。』

そう言われて僕はゆっくり顔を上げた。

目が合うとケンティーは優しく微笑んでくれて、僕は眉が下がった。

『マリウスは11歳で俺たちとデビューして。時には大人と同じように行動しなきゃいけない場面もあってさ。すごく大変な想いをしたよな??』

『...。』

『正直、全然甘やかしてやれなかったと思う。まだまだ甘えたかったんじゃないかって思う。』

そう言ってケンティーは僕の手を握った。

『だから、マリウスはマリウスのままでいいんだよ??それが俺の為なんだから。』

『...ケンティー。』

『でも、やっぱりマリウスの成長は嬉しいな。』

『...そう??』

『もちろん。』

そう言ってケンティーは両手を広げた。

『...おいで、マリウス。』

『...。』

『俺の為に。ね??』

そう言われて僕はゆっくり近づいてその腕の中に収まった。

僕たちにできること。 Shori→←僕たちにできること。 Marius



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愛里 - 続きが見たいです! (2021年11月5日 23時) (レス) id: 86d36c49a2 (このIDを非表示/違反報告)
M - 最新するの待ってます。 (2020年1月21日 19時) (レス) id: 8e4485d92c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:seri | 作成日時:2019年4月16日 12時

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