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「亜嵐...苦しい...(笑)」
無意識に力が入ってしまっていたことに気がついて、慌てて離れる。
亜「ごめん...俺...嬉しくて」
「会えると思ってなかった」
亜「俺も」
「帰るとこだった？」
亜「うん」
「そっか。私は来たとこだった(笑)」
すれ違うとこだったね、と笑うA。
亜「もしかして...毎年来てたの？」
「ううん。亜嵐と別れちゃってから、今日初めて来た。なんか今年の夏は亜嵐のこと思い出しちゃって」
そう言って恥ずかしそうにする。
亜「俺も、さっきすっごいAの事思い出してた」
「そうなの？」
亜「なんか今年はすっごい鮮明に思い出せたんだよね」
「そっか」
亜「Aが隣にいるみたいで、会いたいなって...そう思ってたら、会えた。Aがいた」
もう一度、今度は優しく抱きしめる亜嵐。
「亜嵐...」
亜「A...俺、今でも好きなんだけど」
「ん...ありがとう」
亜「ずっと、会いたかった。毎年、ここに来て、Aの事思い出してた」
「亜嵐...あのね...」
少し気まずそうに話し出す。
「私、亜嵐の活躍、ずっと見てたよ」
亜「ん、ありがとう」
「コンサートには行ってないけど、DVDだって全部持ってる」
亜「ありがとう」
「昔から、亜嵐が踊ってるキラキラした姿が大好きだった」
Aの腕に力が入るのがわかった。
「私も...ずっと会いたいって、思ってた」
亜「会えたじゃん」
「ん、だからすっごい嬉しい」
そう言って亜嵐に身を預ける。
亜「あっちで話さない？」
昔みたいに、と亜嵐。
Aは頷いて、2人は砂浜に腰掛ける。
亜「寒くない？」
「ん、平気」
さっき思い出した光景と同じ会話が交わされる。
亜嵐はそっとAの肩を抱いた。
「ありがとう」
亜「風邪引かせるわけにいかないからね」
「亜嵐もね？」
ふふっ、と笑うAの表情は、昔となんら変わっていない。
亜「俺、毎年来てたけど、Aに会えるなんて思ってなかった」
「そう？私は今日、亜嵐に会える気がしてたよ」
亜「え？」
「なんか、そんな気がしたんだ...確信はなかったけど」
そう言ったAの表情は大人びていて、月日の流れを感じさせた。
亜「Aは、今どうしてるの？」
「今も地元にいるよ」
亜「今日はこの辺に泊まるの？」
「ううん。終電で東京に戻ろうと思って、東京にホテル取ってる」
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べてぃ。(プロフ) - 春さん» クリスマスは本来日本とは関係のなかった行事ですが、近年イベントとして派手に取り扱われているけど、本来の意味は知らない人が多いということで、そのような表現をしました。今後ともよろしくお願いします(^^) (2020年6月17日 21時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - 春さん» 返信遅くなりすいません。誤字に関しては直しました。色々と教えて下さりありがとうございます（ ; ; ）プレゼントに関してですが、日本のお話です。→続き (2020年6月17日 21時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
春 - 続けてのコメントですみません(>_<) 主人公ちゃんが居る所って海外とかじゃないですよね？ だって日本では縁のないはずのクリスマスってあった ので...。 (2020年5月4日 11時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
春 - おはようございます(*^^*) 物語読んでいて疑問に思ったのですが...。 (涼) プレゼントのここの部分 日本とは縁のないはずのクリスマスに、なぜか心を躍らせて街を歩く無数のカップル達。 これって日本のお話ですよね？ (2020年5月4日 11時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
春 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ページ9のここの部分 ○○←名前は亜嵐に肩に頭を乗せる。 これ正しくは亜嵐の肩にではないんでしょうか？ (2020年5月4日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年7月25日 18時
