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亜「バイト代使わせちゃってごめんね」
「平気。そのために頑張れるんだもん」
亜「いつか、全部俺が出せるくらい稼ぐから」
「ん、楽しみにしてる(笑)」
亜「あー、信じてないだろ(笑)」
「そんなことないよ？(笑)」
亜「笑ってるやん(笑)」
そう言って亜嵐はAの頬をつねろうとする。
「やめてよ(笑)」
亜「おしおき(笑)」
青春を絵に描いたような2人の光景。
亜「A...」
「ん？」
亜嵐の顔がゆっくり近付く。
亜「好きだよ...」
優しく触れる唇。
高くなる体温。
唇が離れて、ゆっくりと視線が重なる。
何度重ねても足りない唇を、2人はただただ、波音を聞きながら重ねる。
薄暗くなった砂浜。
海風が少し冷たく感じた。
亜「寒くない？」
「ん、平気」
亜「おいで？」
亜嵐は優しく肩を抱く。
「亜嵐あったかいね」
亜「Aといるからでしょ」
「ん...だったら嬉しい」
亜「何でそんな可愛いこと言うかなー(笑)」
再び重なる唇。
「今日の私たち、キスばっかしてる」
亜「だって夏休みくらいしか会えないもん。1年分しなきゃ」
「亜嵐って結構ロマンチストだよね(笑)」
亜「そんなことないでしょー(笑)」
時間はあっという間に過ぎて、辺りはすっかり暗くなってしまった。
___________________
暗くなった砂浜で1人。
波打ち際に、昔のように名前を書いてみる。
波はすぐに打ち寄せて、文字を消してしまう。
亜「...どこに連れてくんだよ」
呟いたところで、その声すらも波は掻き消してしまう。
亜「A...」
届かない名前を波に向かって呼んだ。
“亜嵐”
そう呼ぶ声が聞こえたような気がして、亜嵐の心は熱くなる。
そっと目をつぶって、波の音に耳を傾ける。
“亜嵐”
また、Aの声が聞こえたような気がして、ゆっくりと目を開ける。
今日はもう帰ろう。
また、来年も来よう。
そう思ってゆっくりと振り返り歩き出す。
少し離れたところに、誰かが立っているのが見えた。
「亜嵐...」
亜「え...」
「亜嵐だよね？」
亜「A...！」
蘇ったリアルな思い出が、今目の前に巡ってきた。
亜嵐は何も考えられなくなって、Aに駆け寄り、抱きしめる。
「亜嵐...」
亜「A...A...会いたかった...」
気がつけばそんなことを口にしていた。
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べてぃ。(プロフ) - 春さん» クリスマスは本来日本とは関係のなかった行事ですが、近年イベントとして派手に取り扱われているけど、本来の意味は知らない人が多いということで、そのような表現をしました。今後ともよろしくお願いします(^^) (2020年6月17日 21時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - 春さん» 返信遅くなりすいません。誤字に関しては直しました。色々と教えて下さりありがとうございます（ ; ; ）プレゼントに関してですが、日本のお話です。→続き (2020年6月17日 21時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
春 - 続けてのコメントですみません(>_<) 主人公ちゃんが居る所って海外とかじゃないですよね？ だって日本では縁のないはずのクリスマスってあった ので...。 (2020年5月4日 11時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
春 - おはようございます(*^^*) 物語読んでいて疑問に思ったのですが...。 (涼) プレゼントのここの部分 日本とは縁のないはずのクリスマスに、なぜか心を躍らせて街を歩く無数のカップル達。 これって日本のお話ですよね？ (2020年5月4日 11時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
春 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ページ9のここの部分 ○○←名前は亜嵐に肩に頭を乗せる。 これ正しくは亜嵐の肩にではないんでしょうか？ (2020年5月4日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年7月25日 18時
