(涼)__プレゼント__ ページ41
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日本とは縁のないはずのクリスマスに、なぜか心を躍らせて街を歩く無数のカップル達。
手を握り合っていたり、ちょっとした言い合いをしていたり。
みんなそれぞれにそれぞれの幸せがあって、それが街の至るところに溢れている。
「はぁ...」
こんな幸せが溢れる季節に、ベンチに座ってホットコーヒー片手にため息をつく女性がいた。
この女性がこの物語の主人公であり、街を眺めては羨ましく思うありきたりな人間だ。
この季節を楽しむ人々とは別に、師走と呼ばれるこの季節に追われる人々もいるのだ。
明日は年末の決算に向けて、来年からの経営に関する大きな会議を抱えており、そのプレゼンのリーダーを任された彼女。
冷めてきたコーヒーをグッと飲み干し、最終確認のために会社へと急ぎ足で歩き始める。
「あっ...すいません！」
『大丈夫です...』
周りが見えていなかった彼女は、1人の男性とぶつかってしまった。
「怪我はないですか？」
『大丈夫ですよ』
「では、失礼します」
会社はもう目の前。
男性に再度謝罪をして、ビル内に入っていった。
『え、ハンカチ落としてるし...』
ドラマかよ、と1人ツッコミを入れ後を追ったが、そこは社員しか入れないセキュリティーになっていて、エントランスより先には行くことができなかった。
男性はハンカチをコートのポケットに入れ、また後日彼女を探しに来ることを決めた。
___________________
隼「Aさん、これお願いします」
「ありがと」
隼「大丈夫ですか？あまり眠れてないんじゃ...」
「明日さえ終われば...ね」
隼「最終チェック、早めに済ませて帰りましょう」
「ん、そうだね」
主人公である彼女の名は杉浦A。
そしてその彼女に話しかける彼の名は小森隼。
2人は先輩と後輩の関係にあり、一緒にこのプレゼンを抱えている同志だ。
「あー、小森くんごめん。ここも直してもらっていい？」
隼「秒で終わらせます！」
「そんな急がなくていいよ(笑)」
少しでも場を和ませようと、隼はそんな冗談を言った。
こうして2人は目安にしていた時間より少し早めに仕事を終わらせ、会社を後にした。
隼「じゃあ、明日は8時半に集合ですね」
「ん、よろしく」
隼「Aさんこそ、寝坊しないでくださいよ(笑)」
「気をつける(笑)」
こうして2人は最寄駅で別れた。
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べてぃ。(プロフ) - 春さん» クリスマスは本来日本とは関係のなかった行事ですが、近年イベントとして派手に取り扱われているけど、本来の意味は知らない人が多いということで、そのような表現をしました。今後ともよろしくお願いします(^^) (2020年6月17日 21時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - 春さん» 返信遅くなりすいません。誤字に関しては直しました。色々と教えて下さりありがとうございます（ ; ; ）プレゼントに関してですが、日本のお話です。→続き (2020年6月17日 21時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
春 - 続けてのコメントですみません(>_<) 主人公ちゃんが居る所って海外とかじゃないですよね？ だって日本では縁のないはずのクリスマスってあった ので...。 (2020年5月4日 11時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
春 - おはようございます(*^^*) 物語読んでいて疑問に思ったのですが...。 (涼) プレゼントのここの部分 日本とは縁のないはずのクリスマスに、なぜか心を躍らせて街を歩く無数のカップル達。 これって日本のお話ですよね？ (2020年5月4日 11時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
春 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ページ9のここの部分 ○○←名前は亜嵐に肩に頭を乗せる。 これ正しくは亜嵐の肩にではないんでしょうか？ (2020年5月4日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年7月25日 18時
