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しばらく早見さんがAの話を聞いてくれて、俺らは駅で別れた。
電車に乗り込んだら、ちょうど中務先輩とAが遠目に見えた。
混み合った電車の中で、必死に先輩がAを庇ってるのを見て、また感じたことのない感情が押し寄せてきた。
人混みで動くこともできない。
人混みのはずなのに、俺と、中務先輩とAしかいないような感覚。
Aたちは、なぜかひとつ前の駅で降りて行って、俺は追いかけることも出来ず、そのまま最寄駅に来てしまった。
家に着いて、とりあえず着替えて、ランニングをしに家を出た。
家でじっとしてるなんて出来なくて、そうするしか思い浮かばなかった。
1時間くらい休み休み走って、辺りも暗くなった頃、Aの家の方から駅に向けて歩く中務先輩とすれ違った。
そのまま俺は家に入って、シャワーを浴びて自室に戻った。
飯なんて食う気になれなかった。
でも眠くもならないし、考え事をしてしまってキリがない。
俺は意を決して、Aの家に行くことにした。
いつもみたいにチャイムを鳴らして上げてもらう。
お風呂に入ってると言われたので、勝手にAの部屋に上がり込んだ。
『Aー、涼太来てんで？呼んできて一緒にご飯したら？』
「え、そうなん？ちょっと行ってくるわ。宿題のことかもしれへん」
足音が聞こえて、Aが戻ってきたってわかった。
頭にタオルを乗せた、風呂上がり丸出しのAを見て、なんだか心が落ち着いた。
「どうしたん？」
涼「いや、別に...」
「何や、宿題のことかと思ったー」
そう言いながら、いつもみたいに隣に座ってきたAのシャンプーの香りに、ドキッとしたのがわかった。
俺、Aのこと好きなんや。
初めてそう気付いた。
いるのが当たり前だと思ってたから、いなくなるかもしれないと思った今、初めて俺はAを女性として意識した。
涼「ちゃうよ。今日1回も会ってへんかったし」
「そうや、朝勝手に行ったから私遅刻したやん」
涼「ごめんって(笑)」
「ちゃんと起こしに来てや」
涼「わかってるって」
「おかげで反省文書かされたわー...」
そう言って、背もたれにしてたベッドにうな垂れるAが可愛くてしょうがなかった。
涼「なぁ...」
「ん？」
涼「俺今日早見さんって人に誘われて、お茶してんけど」
「そうなん？あの可愛い子やろ？涼太のクラスの」
涼「知ってたん」
「可愛くて有名やん」
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べてぃ。(プロフ) - 春さん» クリスマスは本来日本とは関係のなかった行事ですが、近年イベントとして派手に取り扱われているけど、本来の意味は知らない人が多いということで、そのような表現をしました。今後ともよろしくお願いします(^^) (2020年6月17日 21時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - 春さん» 返信遅くなりすいません。誤字に関しては直しました。色々と教えて下さりありがとうございます（ ; ; ）プレゼントに関してですが、日本のお話です。→続き (2020年6月17日 21時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
春 - 続けてのコメントですみません(>_<) 主人公ちゃんが居る所って海外とかじゃないですよね？ だって日本では縁のないはずのクリスマスってあった ので...。 (2020年5月4日 11時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
春 - おはようございます(*^^*) 物語読んでいて疑問に思ったのですが...。 (涼) プレゼントのここの部分 日本とは縁のないはずのクリスマスに、なぜか心を躍らせて街を歩く無数のカップル達。 これって日本のお話ですよね？ (2020年5月4日 11時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
春 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ページ9のここの部分 ○○←名前は亜嵐に肩に頭を乗せる。 これ正しくは亜嵐の肩にではないんでしょうか？ (2020年5月4日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年7月25日 18時
