『2-3』 ページ8
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たくさん食べ物が入ったビニール袋を掲げながら
「お待たせ〜〜っ」って言ったら
「チャニョリ、おせぇよ、腹減りすぎて死にそう〜。」
って文句ばっかり。まったくもう。
「はいはい、自分のやつ取って〜」
袋の中身を机にぶちまけたら
「お、俺のメロンパンと〜、コーラと〜……」
って探し始めた。
「ヒョン、俺の明太子おにぎりは？」
「ピザパンは？」
え、え、え、、、
急いでセフンを見たら
我 関せず、って顔。
「なぁ、俺のフランクフルトは？」
えーっと、、
「だから、僕、言ったじゃないですか。」
って小声で呟くセフンに横から軽くパンチして
「いや、でも、まぁ、ほら、アメリカンドッグにもソーセージある、じゃん？」
「それとこれとは別問題だろ〜」
見事に全員のを少しずつ間違えてたみたいで
「もう、絶対チャニョルには頼まない。」
「メモでも渡せばよかった。」
「ここまで見事に外すか？普通。」
って、せっかく買ってきたのに散々な言われよう
嫌な人たちー。
ベーー、って心の中で舌を出す
「チャニョラ。」
改まったみたいにベクに呼ばれて
ベクには何を言われるんだ、って構えてたら
ふわりと、女の子よりも可愛いかもしれない笑顔を見せて
「チャニョラ、ありがとう。」って。
「ピザパンじゃないけど、いいよ。わざわざありがとう。」って。
不当な扱いを受けまくって
傷だらけの俺の心に天使が舞い降りたようなもので
「ベクちゃ〜〜んっ！」
って、抱きつこうとしたら、それはかわされた。
そして、またニッコリと笑って
「だから、またよろしくね。チャニョラ。」
って、パシリ決定宣告されたわけで。
固まる俺と
ベク、怖え〜、って笑う友達を横目に
間違えて買ってきた明太子フランスを真顔で食べるベク。
ほんと、俺の扱い上手いよね。
俺が言うのもなんだけどさ。
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こ - 更新ずっと待ってます！！ (2019年5月23日 22時) (
レス) id: dac06a2320 (このIDを非表示/違反報告)
K.S.A.t(プロフ) - 慧さん» いつもいつも暖かいコメントありがとうございます〜！！ ノロノロ更新にはなりますが、楽しんで頂けるよう全力を尽くします！笑 (2017年6月5日 22時) (レス) id: f01fac4db1 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 待ってました〜。新しい楽しみが出来た。 (2017年6月1日 13時) (レス) id: b94228d3af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K.S.A.t
| 作成日時：2017年5月31日 0時
