『9-3』 ページ40
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「やっと来た〜」
ズズズっと残りのコーヒーを飲みほしたセフンが本をリュックになおして
よいしょ、って立ち上がった。
やっと来た〜、じゃないよ、馬鹿。
「なんで微妙なタイミングで注文するかな〜、」
「だって、Aが2杯で粘りすぎ、って。
貢献してあげたんじゃん、売り上げに。」
偉そうに、、
「ほら、帰るよ〜。」
先陣を切って店を出るセフンの後ろについて
「お疲れ様でした、お疲れ様でした、」
って小声で挨拶しながら店を出る。
寒いなぁ、寒いなぁぁ、、
って思いながら雪を踏みしめて歩いてた。
ホワイトクリスマス、なんてカップルには最高だな、、、
「あの、セフンさん？」
「んー？」
「さっきから携帯が鳴ってますけど、、」
「そだねー。」
そだねー、って、、、
「お誘いじゃないんですか？」
「…さぁ〜。」
さぁ〜、って、、、
「それよりさ〜、せっかくなんだし、ケーキでも買って帰ろうよ、」
「それより、って、、」
「いいんだよ、別に。
ヒョン達とパーティーするって言ったし。」
「してないじゃん。」
「ヒョン達はしてる。参加してないだけ。」
ほら、って見せられた写真には
相当盛り上がってる様子で陽気にピースしてるチャニョルさんとベクさんと、その他大勢。
女の影はなし、って感じ。
あの2人もイケメンなのに、何してんだ、、ほんと。
「それなのに、懲りもせず連絡してくるんだから、、、」
心底、呆れたみたいに言うセフン。
「ひどいやつ。」
「どこが？」って驚いた顔。
「自分に気がある、って分かってるのに、、なんか、そんな対応って、」
「むしろ逆でしょ、それ。」
え？
「僕はベッキョニヒョンやチャニョリヒョンとは違うよ、
あれが優しいとは思えない。」
「あんなの全然優しくないよ。」
「付き合う気なんてサラサラないのに、気のある素振りで優しくしてさ、
そんなのって、全然優しくないんだよ。」
あれ、セフンってこんな奴だっけ、、
なんか、、このセフナ、、
ちょっと、、なんていうか、、
知らない人みたい。
「だから、僕は思わせぶりなことはしない。
早く僕から離れてくれ、って警告だよ、
僕にその気はない、って意思表示。」
「ほら、僕って優しいでしょ？」
って言葉で締めくくったセフンは、悪戯がばれたように無邪気に笑った。
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こ - 更新ずっと待ってます！！ (2019年5月23日 22時) (
レス) id: dac06a2320 (このIDを非表示/違反報告)
K.S.A.t(プロフ) - 慧さん» いつもいつも暖かいコメントありがとうございます〜！！ ノロノロ更新にはなりますが、楽しんで頂けるよう全力を尽くします！笑 (2017年6月5日 22時) (レス) id: f01fac4db1 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 待ってました〜。新しい楽しみが出来た。 (2017年6月1日 13時) (レス) id: b94228d3af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K.S.A.t
| 作成日時：2017年5月31日 0時
