『9-2』 ページ39
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「お疲れ様でした〜、」
この時間に抜けるなんて、ちょっと申し訳ない気もするけど
店長が気を利かしてくれたシフトだから、、
せっかくのクリスマスなんだから、24、25日の2日間は早く帰ってもいいよ、って。
あとは野郎たちにやらすから、って。
仕事をろくにしない店長が、それでもみんなから好かれる理由はそこだ。
「お、もう上がり〜？」
「うん、ギョンちゃんはまだ？」
「僕、ラストまで〜。Aたちが帰って人手不足だから〜〜。」
「あぁー、ごめんね。なんか、」
「いいよ、稼ぎたいし。寒いからあったかくして帰るんだよ。」
「はーい、ギョンちゃんも頑張って！」
「あ、そうだ。これ、渡さなきゃ。」
「んー？なにー？」
「迷惑なお客様から。」
って渡された小さい紙は
テーブルに備え付けてる紙ナプキンになぐり書きのように
"コーヒー飲み終わってないから迎えに来て。"
「…はぁ？？」
コーヒー飲み終わってない、ってどういうこと。
そもそも2杯しか頼んでないくせに！！
「セフン君、さっき追加注文してたよ、」
ギョンちゃんに心の中を読まれた。。
…って、そんなことより！！
「追加注文って、馬鹿なの？あいつ。
5時上がりだ、って言ったのに、、」
嫌がらせ？新手の。
なんの恨みがあるってんだ、私に。
くそぉぅ、、、腹立つなぁ、、、
さっさとコーヒー飲んで裏口で待っとけよ、馬鹿。
なんて悪態つきながら、ゆっくり着替えて
セフンを迎えに行くためだけに、もう一度店に戻る。
おつかれ〜って声かけてくれる先輩や後輩たちに
ペコペコしながらセフンの所まで向かうと
相変わらず悠長に3杯目のコーヒーを飲みながら携帯をさわってる。
無性にその背中にムカついて
セフンが座る椅子を下から軽く蹴り上げると
ビクッとしてこちらを向いたセフンと
「Aさぁ〜ん、イス壊さないで下さいよ〜」
って笑いのこもった後輩男子の声。
もぉ、うるさいなぁ、
君、イケメンなんだから、彼女でも作りなさいよ、
クリスマス出勤なんて、馬鹿じゃない。
って、いつもみたいに言い返そうとしたけど
お店の中だったし、お客さんもたくさんいるからやめた。さすがに。
覚えとけよ、、明後日、シフト被ってるからな！！
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こ - 更新ずっと待ってます！！ (2019年5月23日 22時) (
レス) id: dac06a2320 (このIDを非表示/違反報告)
K.S.A.t(プロフ) - 慧さん» いつもいつも暖かいコメントありがとうございます〜！！ ノロノロ更新にはなりますが、楽しんで頂けるよう全力を尽くします！笑 (2017年6月5日 22時) (レス) id: f01fac4db1 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 待ってました〜。新しい楽しみが出来た。 (2017年6月1日 13時) (レス) id: b94228d3af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K.S.A.t
| 作成日時：2017年5月31日 0時
