『7-2』 ページ30
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「要は、そのギョンスって奴のせいで焦ったわけだ。」
うーん、って考えて
「ちょっと違います。」って言った。
「そりゃ、ギョンスさんと一緒に出てきたのも腹立たしかったし
ギョンスさんとどこか行こうとしてたのもムカつきましたよ、」
「ちょっと待って、それ聞いてない」
「…出てくる時に、Aの声が聞こえたんです。
ほんとだよ〜、何のために待ってたのさ〜〜、って。」
「ん？」
「Aね、シフトの終わり時間になってもなかなか出てこなくて
１時間以上した後に、ギョンスさんと出てきたんですよ。
それって、そういうことでしょう？」
「そのギョンスって奴を待ってたんだ、あのAちゃんが。」
うんうん、って頷くセフン
「でも、いいんです、それは。
いや、よくはないけど、いいんです。
Aとギョンスさんが仲良いのは知ってたし。」
「そうじゃなくて、僕の問題ですよ。」
「いつも悪者はAになるんです、それを気にしてる、あの子は。」
「ごめん、話がよく見えないんだけど。」
「ほら、僕達って昔から、こうなんですよ。
こう、っていうのも変だけど。僕がこんなんだから…
女の子の敵になるんですよ、いわゆる。」
あー、なるほどね。
「Aはそんなつもりなくても
僕がずっと近くにいるから、女の子達はその、なんていうか、僕と仲良くしてる女の子が珍しいみたいで、、」
「要は、セフナがモテたって話ね。」
「いや、まぁ、」
「それでAちゃんは、いつも言われるわけね、
ただの幼馴染がそこまでするの変じゃない？って。」
本当にこんな話あるんだな、って感じ。
少女漫画みたいだ、って。
そもそもセフンとAちゃんの関係って、少し漫画みたいだ。
「それで、バイトの子に言われたことを気にしてるんです。
…だから、あんなことを。」
「もう迎えに来なくていいよ？」
「はい。」
「相当やられてるね、セフナ。」
あはは、って笑ったら
笑い事じゃないです、って厳しい声が飛んできた
「ごめんごめん、セフナらしくないなと思って〜」
「…自分でもあんなことするなんてビックリです。」
「セフナ〜、恋はな、頭じゃないんだよ。
気持ちが勝手に動くんだよ、それで自分も相手も傷つく、、こともある。」
お、深い！我ながら良いこと言ったよ、俺、今！！
「それ、ヒョンが言います？」
「あはは、それもそうだ。
俺、セフンに説教できる人じゃない〜。俺は甘やかす側の人間だから〜〜。」
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こ - 更新ずっと待ってます！！ (2019年5月23日 22時) (
レス) id: dac06a2320 (このIDを非表示/違反報告)
K.S.A.t(プロフ) - 慧さん» いつもいつも暖かいコメントありがとうございます〜！！ ノロノロ更新にはなりますが、楽しんで頂けるよう全力を尽くします！笑 (2017年6月5日 22時) (レス) id: f01fac4db1 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 待ってました〜。新しい楽しみが出来た。 (2017年6月1日 13時) (レス) id: b94228d3af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K.S.A.t
| 作成日時：2017年5月31日 0時
