『7-1』 ページ29
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珍しいこともあるもんだなぁ、
「セフナ〜〜、1人？」
1人で寂しそうな背中に声をかけると
びくっと肩を揺らして
「なんだ、チャニョリヒョンか、、」って。
「なんだ、ってなんだよ〜〜、
誰を期待したの？Aちゃん？」
うっ、と眉をしかめるセフンが携帯をポチポチして
ある画面を見せてきた。
「どういうこと？」
「今日はイーシンヒョンとお昼食べるんだって、」
驚いた。
珍しいこともあるもんだなぁ。
「え、2人で？」
「はい、たぶん。」
「…いいの？」
「何がですか？」
「いや、Aちゃんとイーシンヒョンが2人でご飯食べても。」
「いいも悪いも、僕が言える立場じゃないでしょう？」
あれ、でも、セフン、、、
「…僕のせいだし。」
消えいりそうな声だ、
本当に後悔してる、って声。
「何かあった？」
いつもなら、そんなのお構いなしで2人っきりになんてさせないのにね、
こりゃ、何かやらかしたやつだな。
「聞きます？」
って、弱々しく見上げられた目が揺れてて
今日初めて目が合ったことに気づく。
あぁ、、どうしてこんなに深い瞳の色をしてるの
俺たちの可愛い弟は〜〜。
「どうした、お兄ちゃんに言ってみな。」
長い沈黙。
でも、全然嫌な感じの沈黙ではなかった。
どうしたらいいか、セフンも分かってないんだ。
あの策士のセフンですら、ちょっと困ってるんだ。
「欲張りました。」
「昨日、Aに告白したんですよ、流れで。」
それは、、ちょっと、、、
お兄ちゃん、予想外、かな、、、
「彼氏になろうか？って、思ってもないこと言いました。」
「ほんと、、思ってもないことを。」
あーりゃりゃ、タイミングがちと悪かったね、俺。
一通り説明を聞いたところで感想は変わらなかった。
あーりゃりゃ、、
「……で、避けられてる、ってわけだ。」
「避けられてるとかじゃないですけど
お昼はイーシンヒョンにとられました。
たぶん、相談してるんだと思います。」
だろうね、きっとね。
Aちゃんが俺に相談してくるわけないもんね。
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こ - 更新ずっと待ってます！！ (2019年5月23日 22時) (
レス) id: dac06a2320 (このIDを非表示/違反報告)
K.S.A.t(プロフ) - 慧さん» いつもいつも暖かいコメントありがとうございます〜！！ ノロノロ更新にはなりますが、楽しんで頂けるよう全力を尽くします！笑 (2017年6月5日 22時) (レス) id: f01fac4db1 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 待ってました〜。新しい楽しみが出来た。 (2017年6月1日 13時) (レス) id: b94228d3af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K.S.A.t
| 作成日時：2017年5月31日 0時
