『6-4』 ページ28
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一通り話し終わるとイーシンさんは
口の周りをケチャップだらけにしながら
ふーん、へー、ほー、って気の抜けた相槌をうつから笑ってしまいそうになる。
ティッシュで口の周りを拭いて
「変だね、」って言った
「変だね、バイトの子たち。
送り迎えがそんなに不思議なのかなぁ、」
「…みたいですよ」
「仲良しの女の子を迎えに行くなんて、至極普通のことだと思うけどな、僕。」
「それは彼氏がすることなんですよ」
「でもA、彼氏いないじゃん」
「そうですけど、、」
「じゃあ、何もおかしくないよ。気にしないでいいよ、」
「それに、Aも少しだけ変だね。」
「セフンに彼氏になろうか？って言われて動揺するなんて、Aらしくないね、」
「いつもなら、完全に冗談にして笑い飛ばすじゃん。」
………。
そうだけど、そうなんだけど
セフンの顔がいつもよりずっと真剣だったから、、
「もしかしてセフンにドキッとしたの？」
「っ！してないです！」
「本当に？」
「言葉の意味的にドキッとはしたけど、セフンだからとかじゃなくて、、」
「そう？なら、」
「彼氏になろうか？僕。」
「からかわないで下さい。」
「えぇ〜、結構、本気だったのになぁ」
ケラケラ楽しそうに笑ってる
もぉ〜、イーシンさんの馬鹿ぁぁ
「ごめんごめん、ついAが可愛くてね、」
「イーシンさん、その言葉も女の子が勘違いしますよ。」
「僕は勘違いしてほしい子にしか言わないよ、こんなこと。」
あーー、もう、この人は、、
イケメンって全員、こうなわけ！？
女の子を悩ますことに、ステータスでも感じてるわけ！？
「あは、そんな顔しないでよー」
って、眉間をぐりぐりされる
ちょっと痛い
「イーシンさんがふざけるから、」
「ごめんってば〜
あ、じゃあ、僕が魔法をかけてあげるよ、お詫びに。」
魔法？
また、そんなことを、、
「いくよ〜
気にしな〜い、気にしな〜い、気にしな〜い、えいっ！」
最後に頭をグチャグチャっと撫でられて
髪がグチャグチャになった
軽く睨むとイーシンさんは、あはは〜、と笑って
ごめんごめん、って言いながら、髪の毛を梳いて直してくれた
「これで安心だね！」
ってニコニコ顔のイーシンさんが
「僕、もう行かなきゃ〜
ルーハンに叱られる〜、またね、A。」
って、ピューっと行ってしまった
ねぇ、イーシンさん。これ効果あるの？
「彼氏になろうか？」
全然、消えないんですけど！？
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こ - 更新ずっと待ってます！！ (2019年5月23日 22時) (
レス) id: dac06a2320 (このIDを非表示/違反報告)
K.S.A.t(プロフ) - 慧さん» いつもいつも暖かいコメントありがとうございます〜！！ ノロノロ更新にはなりますが、楽しんで頂けるよう全力を尽くします！笑 (2017年6月5日 22時) (レス) id: f01fac4db1 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 待ってました〜。新しい楽しみが出来た。 (2017年6月1日 13時) (レス) id: b94228d3af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K.S.A.t
| 作成日時：2017年5月31日 0時
