『6-3』 ページ27
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「いただきまぁす、」
手を合わせたイーシンさんの元気な声に圧倒されて
小さく、いただきます、して食べ始める。
美味しい。
「美味しいねぇ、」
って言ったイーシンさんが
一口交換しよ、って言うからお皿ごと渡すと
オムライスの乗ったスプーンが返ってきた。
あーんじゃん、これ。間接キスじゃん、って思ったけど
そんなこと気にしてなさそうなイーシンさんが
食べないの？って不思議そうな顔をするから
意を決してオムライスを口に頬張った。
これまた美味しい。
やっぱりオムライスの気分だった、今日は。
もう一口いる？って聞かれて、首を横に振ったら
そう、って言ったイーシンさんは
私のハヤシライスをスプーンですくった。
私がついさっき口にしたオムライスのスプーンで。
あんまり気にしない人なんだ、イーシンさん。
っていうか、やり慣れてるのかな。
イーシンさん、イケメンだし。
出た、イケメンのびっくり行動。
まぁ、セフンのびっくり行動に比べたら可愛いもんなんだけどさ、
「彼氏になろうか？」
あぁぁ、、また思い出した。
雑念を払うみたいに頭を軽く振ると
「はい、ありがとう。美味しいね、」
ってハヤシライスが返ってきた。
気を紛らわすみたいに、勢いよく食べると
いつもよりずっと早く食べ終わってしまって
食べるイーシンさん待ちをすることになってしまった。
喋り方がゆっくりなイーシンさんは
食べるのもゆっくりだ。
みんなでご飯食べる時も
だいたい最後まで食べてる。
それに比べて、ミンソクさんは比較的早食い。
ルハンさんは喋ってるから遅い。
セフンと私は普通くらいだと思う。
いや、でも食べるスピードで普通、ってどれくらいなわけ、世間一般的に。
とか考えてるとイーシンさんの声。
「ねぇ、A。
Aに全力猛スピードでハヤシライスをかきこませた原因は何？」
…………。
「彼氏になろうか？」
だぁぁぁぁぁ、出てくるな！出てくるなー！
どこから話そうか迷って、結局、バイトの帰りから話すことにした。
「セフン、いつも私のバイト先まで迎えに来てくれるんですよ、
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こ - 更新ずっと待ってます！！ (2019年5月23日 22時) (
レス) id: dac06a2320 (このIDを非表示/違反報告)
K.S.A.t(プロフ) - 慧さん» いつもいつも暖かいコメントありがとうございます〜！！ ノロノロ更新にはなりますが、楽しんで頂けるよう全力を尽くします！笑 (2017年6月5日 22時) (レス) id: f01fac4db1 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 待ってました〜。新しい楽しみが出来た。 (2017年6月1日 13時) (レス) id: b94228d3af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K.S.A.t
| 作成日時：2017年5月31日 0時
