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陸拾弐 ページ6
出久side
僕はジェントル･クリミナルとラブラバという女の子を先生たちに任せ会場に急いで戻ると
お茶子「デクくん！Aちゃんに会わんかった！？」
出久「えっ！？」
梅雨「緑谷ちゃんを探してくるって出ていって戻らないの」
僕はさっきの戦闘の疲労など忘れて駆け出そうとしたが
相澤「まて緑谷！ここはこっちに任せろ」
相澤先生がいうには街でヴィランが暴れた報告があったらしい
もしかするとあの子が…
出久「…すみませんお願いします先生」
だけどいま僕が出来ることはない
今はとにかくこっちを何とかしないと…クラスの皆に迷惑かけられないから…
………
相澤side
警察からきた情報で現場に向かってみると
凄惨な状況だった
建物などは壊され街外れのほうだったのが幸いだった
人命に関わる被害は一切なし
そしてその現場に残っていたのは
相澤「…界井A…っ…」
傷だらけで横たわっていた界井Aだった
俺は界井を抱き抱える
界井は苦しそうにうなってる
相澤「…また無茶をしたのかお前は…なぜ一人で…」
俺は悔しくなった
なぜこいつがここまで命をはってるのか…俺たちを頼ってくれないのか
一人で頑張ろうとするのか
相澤「…ヒーローに憧れるから…か…」
そう呟き俺はこいつを病院に運ぶためその場から離れた
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作者名：ニャル猫 | 作成日時：2018年8月22日 12時
