第１５２話 一度に ページ2
「真昼、ドリンクバー取ってきてくれ。オレ、コーラで」
「じゃあ私はコーヒーを」
「我が輩はオレンジジュースじゃ！」
「僕はお茶なら何でもいいよ。冷たいので」
「自分で行け吸血鬼ども！」
椿さんの下位が来ると噂のカラオケに入った私達、
クロさんとリリイさん、ヒューさんとマコトの４人は城田君をパシリにしようとしてまとめて怒られています。
「しょうがねーな、オレが…」
「え…お前ヤダ…コーラって言ってるのに緑茶持ってきたり滅茶苦茶だし…」
「鉄は２つ以上のことは一度に覚えられんのじゃ」
千駄ヶ谷さんの学校生活が不安になりますね。
「…あれ？マコト、人格変わりました？」
カラオケに来る前と口調が違っていたことを指摘すると、
「あー、今の僕は主人格だよ」
「……前に主人格が出て来ないってマコト４が言ってましたけど…」
「いつの話してるの？僕、オトギリさんと初めて会った時辺りから主人格に戻ったりしてたよ」
「あ、そう…」
それなら変にマコト９とかに変わらずそのままでいてくれたら良かったのに……。
となると、もしかして私を殴ったのは主人格？
…まぁ別に良いですけど。理由はその内聞きますし。
「……それよりさ、ここ、本当にツボミの下位が来る場所なの？」
「…？どういうこと？」
「んーと…近くで“強欲”の気配がするんだよ」
「“強欲”って…この前の？
あの二人もカラオケが好きなんじゃないですか？」
「そうなのかなぁ…」
城田君と有栖院君はいつの間にか個室からいなくなっていました。
結局ドリンクバーのパシリをすることにしたんですかね。
第１５３話 トドロキ→←あらすじ(と思ったけど違うかもしれない)
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鏡見(プロフ) - 冬奈さん» 返信遅くなってしまい本当にすみません！ありがとうございます(*°▽°*)頑張ります！ (2015年10月11日 11時) (
レス) id: b1fa609f18 (このIDを非表示/違反報告)
冬奈 - 更新楽しみに待ってます！これからもがんばって下さい！ (2015年8月28日 21時) (レス) id: 280e6bc0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡見 | 作成日時：2015年8月15日 17時
