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たい焼き論争5回目 ページ6
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「はい」
『わー！傑先輩、ありがとうございます！』
本当に買ってきてくれるなんて…！傑先輩大好き！
「これくらいいつでも買ってくるよ」
『一緒に食べましょ！はい！半分こ！』
早速食べようと共用スペースの丸いテーブルに着席し、最初は白玉あんこ味のたい焼きを手に取って半分を傑先輩に渡す。
「いいのかい？じゃあ、お言葉に甘えて」
スッと素直に貰ってくれる傑先輩。
五条先輩だったらここで「尻尾のほうくれよ」とか言うんだろうな、傑先輩はそんな文句一つないもん。
『ふふ、誰かと食べるともっと美味しいんだよ』
パクパクとたい焼きを食べていく。イケメンを眺めながら白玉が口に入るとさらに幸せな気持ちになる。
「Aは本当に可愛いね」
『んぇっ？』
独り言のような呟きだったが、私にはちゃんと聞こえていて思わず変な声を出してしまう。
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作者名：水原カノ
| 作成日時：2021年4月14日 11時
