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伏黒「虎杖。大丈夫か？」
虎杖「おーっ。なんか大役っぽいけどなんとかなんべ」
作戦会議が終わり、戦場に向かう途中で恵が悠仁くんに声をかける。
伏黒「そうじゃねぇ。何かあったろ」
恵鋭いな…。
虎杖「あ？なんもねーよっ」
伏黒「…」
悠仁くんはいつも通りに返答するけれど、恵にはお見通しみたいで悠仁くんをじっと見つめる。
虎杖「…あった。けど大丈夫なのは本当だよ。むしろそのおかげで誰にも負けたくねーんだわ」
大切な友達を失った悠仁くんにとって言葉にするのもきっと苦しいけれど、彼は恵にしっかり白状した。
伏黒「…ならいい。俺も割と負けたくない」
釘崎「何が割とよ！コテンパンにしてやんのよ！真希さんのためにも！！」
野薔薇ちゃんの意気込み様に、「ここも何か一悶着あったのかなぁ」となんとなく察する。
真希「…そーいうのやめろ」
狗巻「明太子！！」
『頑張りましょう！！』
パンダ「そう！！真希のためにもな！！」
皆んなが一丸となって頑張るんだ。
『(でも、怪我だけはしませんように)』
頑張ろうと私も気合を入れる。
虎杖「へへっ、そんじゃまぁ勝つぞ。」
伏黒「というかお前虎杖が生きてたこと知ってたのか？」
『す、すみません…。五条先生に内緒って言われて…。一緒に稽古してたりしてたの』
釘崎「そうだったのね。休むついでに付き添いとか…あの馬鹿教師、Aと離れたくないだけでしょ絶対」
伏黒「……A、本当に五条さんでいいのか？」
釘崎「無理しなくてもいいのよ…？」
『そ、そんな哀れみの目で見ないでください…』
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作者名：水原カノ
| 作成日時：2021年3月30日 14時
