［完］愛しています、悟さん。【五条悟】 (ページ13)

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『隣失礼します』

「あれ？五条先生は？」

どうやら悠仁くんは悟さんがいなくなったことにも気がついていない様子だった。

ということは、さっきの見られなくて本当によかった…！

『何か用事があるみたいで、ここで2人で鑑賞している様に言われました』

「そっか！先生も忙しいもんな。あ、次何観る？」

さっきからずっと観ていた映画はいつの間にかエンディングを迎え、悠仁くんの練習なのに私の意見を聞いてくれるあたり本当に優しい子だなと思う。

『ふふ、なんでもいいよ。私ここにある作品は一通り観たことあるから』

「え！先生と？」

『うん。稽古関係なくお休みの日とかに一緒に観たなー』

「そうなんだ！付き合わせてごめんな」

『ううん、全然。

…………あ、あのさ悠仁くん』

悠仁くんには私の気持ちはバレているから言った方がいいなと思った。

まぁ、どうせ悟さんと居ればいずれかはバレると思うけど…。

「ん？どした？」

『私、悟さんとお付き合いするとこになったの』

「え、ええええええええええええ！？」

薄暗い地下室に悠仁くんの叫びが放たれた。

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