ゾロが子供を拾ってきた3

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ﾌﾞﾙｯｸ「ゴ…ゴーストーーー！」




「「うわーー！何かいるーーー！！」」




壁をすり抜けて、幽霊のような何かがこちらを覗き込んでいた。




『今度こそおばけだー！！』




なぜかはしゃぐAをナミが守るように抱きしめる。




と同時に、大きな振動がサニー号を襲った。





ブルックはハッと息を呑むと駆け出した。




ﾌﾞﾙｯｸ「何て事！まさかこの船はもう監視下にあったのか！？」




ブルックを追って甲板へ出ると、サニー号の前方は口のような巨大な門で閉ざされていて。そこに飲み込まれたのだとブルックは言う。




ﾌﾞﾙｯｸ「もしや貴方方、流し樽を海で拾ったなんて事は？」




ﾙﾌｨ「あ…拾ったぞ！」




ﾌﾞﾙｯｸ「それが罠なのです。この船はその時から狙われていたのです！」




やはりあの赤い閃光弾は、敵に位置を知らせてしまっていたのだと皆が気付く。




だけど、不思議だった。




ﾙﾌｨ「この船はずっとここに停まってたのに、何で島がそこにあるんだよ！！」




動いていなかった筈のサニー号の後方に突然現れていたのは、不気味な島だった。




ﾌﾞﾙｯｸ「これは海を彷徨うゴーストアイランド…！スリラーバーク！！」




『おばけの島…！？』





やっぱりなぜか楽しそうな様子のAは、新しい冒険が始まるぞと、胸を高鳴らせていた。

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