ゾロが子供を拾ってきた3

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食事の時間も一段落___




『ねえねえナミちゃん、今日は夜更かししてもいーい？』




ブルックとおしゃべりしたいと言うAにOKが出たところで、ブルックは自身について話し始めた。




ヨミヨミの実を食した彼は、数十年前に一度死に、蘇ったのだという。





元々海賊だったブルックは昔、戦闘を経て一味ごと壊滅したらしい。




その後、蘇ったものの、この深い霧の海で自身の体を見付けられず、復活した頃には死体は白骨化していた。




ﾌﾗﾝｷｰ「白骨でもちゃんと蘇っちまう所が悪魔の実の恐ろしい所だな」




ｻﾝｼﾞ「もう半分呪いじゃねェのか」




ｿﾞﾛ「しかし白骨死体に普通、毛は残らねェよな」




ﾌﾞﾙｯｸ「毛根強かったんです」




喋るアフロの骸骨という謎は、一応理屈は通っていて。




ｳｿｯﾌﾟ「お前、オバケじゃねェんだな！？つまり！」




ﾌﾞﾙｯｸ「ええ、私オバケ大嫌いですから！そんなものの姿見たら泣き叫びますよ！」





ﾅﾐ「あんた鏡見たことあるの？」




『ええー、おばけじゃないのー？』




なぜか残念がるAの隣で、呆れながらナミが手鏡を向ける。




ﾌﾞﾙｯｸ「ギャーーー！！やめて下さい鏡は！」




ブルックは突然叫び出す。




何だよとウソップが鏡を覗き込み…目を見開いた。




ｳｿｯﾌﾟ「え！？お前何で…！鏡に映らねェんだ！？」




ﾙﾌｨ「ほんとかー！？スゲーーな！」




よく見ると、ブルックには影もなかった。





『やっぱおばけなのー！？』




いよいよ何者だと、ウソップやチョッパーはもう半分パニック状態だ。




…というのに。




ﾌﾞﾙｯｸ「……ズズ…」



ｻﾝｼﾞ「いや落ち着くトコかよ！」



ｳｿｯﾌﾟ「こっちは騒いでんだぞお前の事で！」



1人紅茶を飲んで落ち着き払っているブルックに、一味の苛々が増した。

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