ゾロが子供を拾ってきた3

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この島の全てをお話ししましょう、そう言ったブルックはスーッと刀をしまった。




ﾌﾞﾙｯｸ「鼻唄三丁…矢筈斬り！！」





シャキッと刀が完全にしまわれたとき、スパイダーモンキーの体から一気に血が吹き出した。




『かっこい〜！！』




ゾンビにも弱点はある、そう言ったブルックの目の前で、スパイダーモンキーの口から黒い何かが出てきた。




ﾌﾞﾙｯｸ「あれこそがゾンビの魂」




ﾌﾗﾝｷ「魂！？目に見えて抜けていくぞ！」





その魂が完全に抜けた時、スパイダーモンキーは白目を剥いてばたりと倒れてしまった。




ご主人様に報告だ、とスパイダーマウスが去っていくのを尻目に、フランキーが自身の口から吹く火で糸を溶かしていく。




完全に停止してしまったスパイダーモンキーに登って遊ぶAと、ルフィたちが捕まった旨をブルックに話すフランキーとロビン。




ﾌﾞﾙｯｸ「彼らに捕まったとなるともう、手遅れの可能性も高いですね」




あっけらかんと言うブルックにフランキーが怒鳴る。




ﾌﾞﾙｯｸ「そんなに怒鳴らないでください…！面食らってしまいますよ〜」




『めんくらって…？』




面なんてないんですけども、と冗談を言ってヨホホホ笑うブルックにフランキーが攻撃を向ける。




ﾛﾋﾞﾝ「やめなさい、すでに死んでるわ」
_______________


自分がここにきた経緯と、ゾンビができる仕組み、ゲッコー•モリアについて教えてくれたブルックと一旦別れ、3人は





ゾンビの口に塩を押し込めば倒せる…




しっかり言われたことを頭に入れるAと、あんないい奴他にいねえよ〜と話を聞き、ブルックのことが大好きになったフランキー。





『私も大好き！！大好きになったー！』





その突如、3人を襲った大きな振動。




ロビンは咄嗟にAを覆うように上に被さった。




ゴロゴロと階段を転げ落ちてくるフランキーの後ろに、Aは何者かのお腹すいたー！という叫びを聞いた。





ﾛﾋﾞﾝ「一度、船に戻りましょう」





ロビンの提案で3人は船へと走るその途中、ナミを連れ去られたウソップとチョッパーと合流した。




『ナミちゃん…』

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