ゾロが子供を拾ってきた3

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船の上から下半身を露出したフランキーが見えた瞬間、ナミがAの目を手で塞いだ。




己の子分にあんたの幸せも考えろと言われているフランキーを見て、ナミははぁとため息をついた。




ﾅﾐ「すっごく感動的なシーンだけど、ちょっとまだ見せられたもんじゃないわ」




そこに、慌てた様子で帰ってきたゾロとサンジ。




ｿﾞﾛ「ルフィのじいさんが戻ってきた！」




捕まえないと言ってたはずの彼が攻撃体制で待ち構えている聞き、急いで出港準備をする。




ﾌﾗﾝｷ「おめえらの船の船大工、このフランキーが請け負った！！」




『仲間？新しい、仲間？』




笑顔でパンツを履いたフランキーを迎え入れるAの頭を、フランキーはガシガシと撫でた。




ﾌﾗﾝｷ「エニエスロビーでは、吹っ飛ばしちまって悪かったな」



チョッパーのためだとわかっていたAは笑顔のまま答える。



『許してあげる！』
_______________


素手で砲弾を投げつけてくるガープから必死に逃げるサニー号。




ｶﾞｰﾌﾟ「鬼族の娘は絶対死なせるなよ！」




ルフィに向かってそう叫んだガープに、いや無理だろとその場の全員が心の中でツッコんだ。





そしてこの一味には、決して忘れてはならない問題が残っていた。




ﾁｮｯﾊﾟ「きたああーーー！！！来たぞ！ウソップが！！」




チョッパーの声に、手すりから身を乗り出すA。




ｳｿｯﾌﾟ「なんでなんだよ…！この俺がまだ残ってるじゃねえか…！」





一味はみんな、ウソップの声が聞こえないと言う。




『弾けッッ！！！』




砲弾を跳ね返しながらAはウソップの言葉に耳を傾ける。




ｳｿｯﾌﾟ「ごーーーべーーーん！！！！意地張ってごめん！！」




ウソップの謝罪を聞いた途端、みんなは笑みを浮かべた。





ｳｿｯﾌﾟ「もう一度、俺を仲間に、入れてくれええええええ！！！！」




泣き崩れるウソップに、サンジがAを掲げて見せる。





『サンジくん…！？』




ｳｿｯﾌﾟ「意地悪言ってごめんなあああ！！！！お前は、拾ってよがったあああああ！！！！！」




その言葉を聞いた途端、ルフィが泣きながら腕を伸ばし掴まれと叫ぶ。




ﾙﾌｨ「やっと全員揃った！さっさとこんな砲撃抜けて、冒険に行くぞ！野郎どもーー！！！」



「「『おおーー！！！！』」」

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