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side.イソップ
Aさんが椅子に座らされた。
初めてにしてはチェイスが持った方だと思う。
ナワーブさんはヘレナさんの救助で一発くらっていた。
だから、ノーダーメージの僕が救助に行くしかない。
あいにく、椅子との距離は近かったからもう少し解読を進められると思った。
でも、ロケットチェアの耐久値の速度を見たとき息を呑んだ。
他のサバイバーより圧倒的に速い。
ボーッとしていたら、半分なんてすぐ超えてしまうのではないかと思うほどに。
直ぐに、｛解読中止、助けに行く！｝と打ち走り出す。
ロケットチェアの周りにハンターはいなかった。
監視者も見つからない。
もう助けてしまおう、そう思って椅子に近づいた。
ただ、僕は彼女の様子を見て……
彼女を見て、息を呑んだ
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作者名：リオン | 作成日時：2021年4月26日 22時
