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side.ヘレナ
Aさんが初めて参加するゲームが始まった。
顔は見えないがAさんは不思議な方だと思った。
しかし、悪い人ではなさそうで……
ゲームが始まってすぐ反響定位でみんなの場所を確認した。
彼女はすぐに暗号機の解読を始めたようだった。
ただ、彼女は暗号機を回している時一切チャットを打たなかった。
運が悪く、ファーストチェイスを引いてしまい解読に手がつかなくなった。
必死に逃げたが、一分も持たずに倒れてしまう。
私が椅子に座らされたタイミングで暗号機が一台上がった。
場所的にAさんの所だろう。
ただ、なんとなく彼女は動揺しているような気がした。
だって、このタイミングで一つの心音が大きくなったのだから
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作者名：リオン | 作成日時：2021年4月26日 22時
