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アルコール48% ページ4







「終わった。絶対悠馬にだらしない奴だって思われた。次会った時もう合わす顔がねぇよ。なんでまともな格好しなかったんだろ。過去に戻ってアタシをぶん殴ってやりたい。どうしよカエデちゃん」

「うん。ここ私の楽屋だよAちゃん」

「そうだよな。せめてスウェットじゃなくて着替えくらいしておくんだった」

「ダメだこりゃ。話が全く噛み合ってないや」


余計な物が置かれていないシンプルなテレビ局の楽屋の、長い折り畳みテーブルにアタシは額を付けて項垂れていた

アタシと対面したカエデちゃん側の卓上には、アルバイト先の居酒屋のロゴが入ったビニール袋が置かれている


「お待たせしました。ご注文のオードブルっす」

「あ。そこに置いてください。
・・・・・・ってAちゃん ? ! 」


「カエデちゃん ? ! 」


珍しく出前の注文が入っており、指定された部屋に入ると華やかなドレスに身を包んだ親友が居て、それは大変驚いた

座って行って、と促されて今に至っている

女優の顔をしたカエデちゃんは呆れた表情でこちらを見ていた


「要するに磯貝くんにオフの格好で会っちゃったんだね」

「うぅ。もうダメだ。消えたい」

「Aちゃんも乙女だね」

「どこが」


何かの撮影をした後なのか、彼女は綺麗なCカールを描いた束になった睫毛を上下させるもので、同性ながら惹かれてしまう


(カエデちゃんのがよっぽど乙女だろ)


「そのクルンってなってんの可愛いな。お人形さんみたい」

「ありがとう!これはね。炙った竹串で上げて貰ってるの」

「炙った竹串?焼き鳥のつくね串のこと言ってるならアタシも毎日炙ってるぞ」

「違う違う!最近はマスカラ塗った後に睫毛を温めるんだよ。韓国のアイドルさんがよくやってて流行りなんだ」

「女子力って分からねぇ」


悩むアタシを見て彼女は苦笑いをしている


「あ!そうだ。Aちゃんに渡そうか迷っていたんだけどね」


そう言ってカエデちゃんはどこから取り出したのか、小型犬一匹が丸々入りそうなくらいの大きな紙袋をアタシに差し出して来た


「何これ」

「私がイメージモデルしている化粧品ブランドのサンプルなの!今のAちゃんなら受け取ってくれるかなって思って」

「受け取るって。まさかこれ全部?」

「うん!全部だよ」


紙袋を覗いてみると、THE女の子なメイク用品が沢山入っていた





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設定タグ:赤羽業 , 市販書き(二次創作),暗殺教室 , 磯貝悠馬   
作品ジャンル:恋愛
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しがない物書き(プロフ) - ゆあさん» 嬉しいご感想ありがとうございます!イケメン委員長がしっかりイケメン委員長していたようで良かったです✨️よろしければこの先もご覧くださると幸いです! (4月18日 12時) (レス) id: be0c646a52 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 磯貝くんのイケメン度が忠実に再現されてて、好きです。更新頑張ってください! (4月17日 23時) (レス) @page43 id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
しがない物書き(プロフ) - たにさん» コメント嬉しいです!!🤤 たに様のメッセージで筆が乗ります! (3月25日 18時) (レス) id: be0c646a52 (このIDを非表示/違反報告)
たに - 面白かったです! (3月25日 13時) (レス) @page38 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しがない物書き | 作成日時:2023年12月20日 3時

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