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「っ、なにすんの!?」
広臣「…こうして欲しかったんじゃねーの?」
「そんなわけないでしょ!」
広臣「ふーん…じゃあ、今の嬉しくなかったんだ」
「当たり前でしょ、好きでもない奴に…っ」
嬉しいはずなのに…すごく悲しい
だって、あの子にもしてることだから
彼女にしてることをただの知り合いの私にして
しかも私は元カノで
そして私はまだ忘れられないのに…辛い
泣いちゃいけないのに、視界が涙で歪んでく
広臣「っ…悪ぃ、やり過ぎた」
「もういいっ、だからさぁ…今日は消えて…泣」
広臣「わかった…ここでいいよ」
「…今の、なしでいいから…もうやめてよね…」
広臣「…ごめん」
何がごめんなの?どうして謝ったの?
謝るぐらいなら、最初からしなきゃいいのにさ
涙は拭いても拭いてもとまらなかった
玲於君にLINEをしてもらいながら皆を送った
やっと皆送り終わって家に帰ると
ドッと疲れが襲ってきて、着替えないでそのまま
深い眠りに落ちていった
_次の日
pppppppp
「ん〜…何時…って、えぇ!?」
なんと、現在朝の8:48
今日は9:30から早速ヘアメイクあるのに!!
半泣きで急いで準備をする
髪の毛は…ボッサボサだけどいっか!!
適当に巻いた後、ひとつにまとめてゴムで縛った
そして、少し香水の匂いが残る車に乗り
事務所に向かった
「っ…遅れました!!」
裕太「おぉ、遅かったな〜」
涼太「昨日、皆のこと送ってくれてありがとね」
「いえ、皆さんの力になれてよかったです」
玲於「あれ、今日は敬語」
「あ…ホントだ笑」
龍友「もうとれとるやん笑」
メン「ごめんね、俺めちゃくちゃ重かったしょ」
「いえいえ!筋肉すごかったです笑」
皆の空気があたたかくなって、ホッとする
今日のスケジュール教えて貰わないと
HIRO「Aちゃん、今日遅刻したの?笑」
「本当にごめんなさい…初仕事なのに」
涼太「Aちゃん、昨日送ってくれたんです」
メン「俺ら1人1人運んでくれたらしいんです」
HIRO「いやいや、怒ったりしないよ?笑
ただ、ちょっと心配になったからさ笑…大丈夫?」
「大丈夫です、ご心配おかけしました!」
HIRO「うん笑…じゃあ、初仕事頑張ってね!」
いやー、やっぱりHIROさんは大人だな
GENEも同じこと考えてたのかHIROさんの背中を
ボーッと見つめてた
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作者名:佐野ちゃん | 作成日時:2017年3月15日 20時