eighth ページ8
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「涼太君、つきましたよ」
涼太「ん〜…Aちゃん、連れてって」
「えぇ?笑…ちょっと待ってて下さい」
広臣「うん」
涼太君の腕を回して頑張って連れてく
涼太君の家は少し…いや、かなり荒れてた←
このまま帰るのもな…少し片付けてこ
「涼太君、ベッドどこですか?」
涼太「んー?…こっち」
「こっちって…どっちなんですか笑」
とにかく色んなドアを開けて寝室を探す
やっと見つかって、また涼太君を連れてく
やっとベッドに寝かせれたと思ったら、また事件
私の腕は涼太君の大きな手にがっちりホールド中
…なんだいこのシチュエーションは!
「涼太君、登坂さん待ってるから帰らないと」
涼太「帰んないでよ…泊まってって」
「ダメだよ…腕離して?」
涼太「んんー?…あぁ、おはよう…寝てたんだ」
「…寝てる時、ヤバいね」
涼太「え、Aちゃんなんかされた感じ!?」
「…ううん、なんもない笑」
涼太「そっか〜笑…ありがとね、送ってくれて」
「いえいえ、また明日!」
やっと車に戻ると、不機嫌な顔の登坂さん
…あーあ、これはかなり怒ってる
広臣「…何してたわけ」
「家出ようとしたら涼太君が起きたんです」
広臣「…そんなんで10分かかんないだろ」
「嫌なら、歩いて帰って下さいよ」
広臣「はぁ?じゃあメンバーの家わかんのかよ」
「それは…」
広臣「ほら、わかんねぇだろ」
「いいです、お店戻って玲於君に聞くんで」
登坂さんは何も言えなくなったのか黙った
私は気にせずシートベルトをしてアクセルを踏む
車の中に、何とも言えない空気が流れる
「…」
広臣「…なんで何も言わずに北海道行った…?」
「…必要ないと思ったからです」
広臣「俺が…他の女と遊んでたから?」
「登坂さんに関係ありますか?ないですよね?」
広臣「俺はお前の彼氏だった」
「他の女と遊んでたのに、そんな事言えますね」
広臣「…けど」
私はそれ以上何も聞きたくなくて
車で流れてる曲のボリュームを大きくした
タイミングが良いのか悪いのか…三代目の曲
ボリュームを下げることもできなくて
流しっぱなしにした
広臣「お前…俺のこと好き過ぎ」
「…好きじゃないです」
広臣「見てるだけで…いいの?」
「…黙って下さい」
広臣「…お前、生意気」
私の視界はこいつでいっぱいになった_
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作者名:佐野ちゃん | 作成日時:2017年3月15日 20時