検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,839 hit

sixth ページ6

.




広臣「へ〜…すごい人と付き合ってたね笑」


「…そうですね」


広臣「てか、なんで付き合っての?そんな男と」


「好きだったから…2番目でもいいと思えたから」


広臣「バカだね、佐野さんって」


「……」


広臣「佐野さんみたいな人が一番損するんだよ
…良いように使われるんだよ?辛くないの?」


「だから…だからもう付き合えないんです」


広臣「どゆこと…?」


「べつに元に戻りたいわけじゃないんですけどね
…彼を見つめていたいんです、静かに」






登坂さんはビックリしたような顔で固まった


…私、変な事言った?本音だよ、好きじゃないのに


まだ心の中に残ってるから、誰とも付き合えない


今、誰かと付き合っても…きっと彼と重ねるから


今日のHIROさんだってそう


彼の背中とHIROさんの背中重ねて…悲しくなった







広臣「それって…矛盾してない?
好きじゃないなら見つめなくていいじゃん」


「わかんないから…中途半端に付き合いたくない」


広臣「ふーん…変わってないね、Aは」


「…は?」


広臣「あれ、それって俺の話じゃないの!?笑」


「いや、そうだけど…覚えてたんだ」


広臣「うん、Aとは一番思い出あるからね」








ほら、また期待させるような言葉並べる


可愛くてキレイなモデルの彼女がいるのに


…私に優しく笑ってくる


ズルイ、私の心の中で我慢してる何かが


今にも爆発してしまいそうだった


私はそれを飲み込むようにレモンサワーを飲んだ







広臣「…俺のこと、見つめたいんだ?」


「…知らない」


広臣「さっき言ってたじゃん笑」


「…べつに、もういいよ笑…彼女さん可哀想だし
迷惑かけるのは嫌だから…これからは他人ね」


広臣「なんで?」


「…なにが」


広臣「べつに良くね?好きって言われて嫌な奴は
いねぇよ…だから、他人は嫌だ」








ほら、こうやって私の心を掻き乱す


そして知らないフリしてどこかに行っちゃう


…そうゆうことは変わってないんだね、ムカつくよ


そんなこと言えるわけもなく、私は無視した








玲於「ん〜…気持ち悪」


「え、大丈夫!?…氷貰ってこようか?」


玲於「あー…頼んでもいい?」


「う、うん!任せて!…じゃあ、一旦失礼します」


広臣「俺も行く」


「大丈夫ですから…では」







2人きりになったら、何するかわかんない


…今の気持ち全部吐き出しちゃいそうで怖い



頭冷やした方がいいのは私の方だ_

seventh→←fifth



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定タグ:佐野玲於 , 登坂広臣
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:佐野ちゃん | 作成日時:2017年3月15日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。