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広臣「お、かなり酔ってんね笑笑」


隆二「あ、新しいヘアメイクさんじゃん!」


「こんばんは!…お邪魔してます」


亜嵐「あれ、直人さんと直己さんは…?」


健二郎「今日は会議なんやて」


ELLY「Aさん、隣座っていいっすか?」


「はい!私の隣でよければ…」







私の右にはELLYさん、左には玲於君


…なんて豪華な席なんだここは!


ほかの人達も席に座って、どんどん頼んでく


隆二さんの頼む量、ありえないんだけど笑







玲於「…まーた悲しそう」


「っ、玲於君ってさ…その、えっと…」


玲於「…なに?」


「鋭いのか鈍いのか…わかんない」


玲於「いや、そっちがわかりやすいだけでしょ」


「…明日からマスクしてこうかな」


玲於「いいよ、顔は可愛いんだから勿体ない」







ねぇ、なんなの?…皆して勿体ないって!!


私ってそんなに残念ですかね?


かなり落ち込んでますよ、私…ホントにマジで←


落ち込みながらえだまめを食べてると


いつの間にか、皆ぐっすり眠ってた


起きてるのは…玲於君と登坂さんと私だけだった







玲於「臣さん、俺…トイレ行ってきます」


広臣「おー、いってらっしゃい」


「……」






唯一の救いの玲於君がいなくなった


…まぁ、向こうは覚えてないんだし気にしない


私はスマホを取り出してLINEを開いた


”25件のメッセージがあります”って…笑


開いてみると、向こうの友達とか両親からの言葉


中には、皆が泣いてるフリしてる写真とかあって


頬が緩んだ







「…笑」


広臣「…何見てんの?」


「…友達からのメッセージが面白くて」


広臣「…ねぇ、佐野さんって彼氏いる?」


「いません…登坂さんはいますか?」


広臣「…いる、可愛くてキレイなモデルさん」







その言葉に、胸がチクリと痛んだ


…可愛くてキレイなモデルさんの方がいいよね


きっと、オシャレで…皆の憧れの的なんだろうな








広臣「…佐野さんの、恋バナ聞きたい」


「大した話ないですよ」


広臣「いいよ…最後の恋は?」


「大学の時、です…7歳上の彼氏いました」








自分で言っといて、悲しくなる


相手は目の前にいるのに、相手は覚えてない


…玲於君、早く戻ってきて







広臣「どんな人?」


「女遊び大好きで、私なんか見てなくて…なのに
私との記念日覚えてて…ズルイ人なんです」


広臣「今は?」








「…有名な人になってます。雲の上の存在ですね」

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作者名:佐野ちゃん | 作成日時:2017年3月15日 20時

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