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そして、その中には私がよく知る人もいた
…登坂広臣
最愛の人だった、そして…世界で一番嫌いな人
彼は私のことを覚えてないのか終始ニコニコ
私は、悲しいような怒りたいような複雑な気持ち
それが顔に出てたのか、亜嵐君に心配された
亜嵐「もしかして…男の人苦手?」
「苦手って言うか…得意じゃなくて…笑」
亜嵐「そっか〜…じゃあ、自己紹介したら帰る?」
「トレーニング見てます…1人で笑」
敬浩「Aちゃん、自己紹介おねがーい♡」
「あ、佐野Aです!」
皆はそれぞれ色んな事を言ってる
あー…これからがめちゃくちゃ心配になってきた
質問に答えられなくて困ってると
助けてくれたのはまたまた亜嵐君だった
性格かっこいいな〜、たまに可愛いけど笑
亜嵐「質問は後で1人ずつでお願いしまーす笑」
「え、ちょ、亜嵐君!」
亜嵐君に手を引かれ、トレーニングルームを出た
どこかの部屋に入ると、亜嵐君はすぐ出ていった
…広臣、昔の面影なかったな
今でも、色んな女の子と遊んでるのかな
私の名前ぐらい…覚えてて欲しかった
視界が涙で滲むのと同時に、亜嵐君が戻ってきた
亜嵐「っはぁはぁ…これ」
「え…ありがとうございます」
亜嵐「全然!…なんか、いたくなさそうだった」
「…そんなこと!」
亜嵐「ないなら…なんで泣いてるの?」
「…迷惑かけてごめんなさい」
亜嵐「いいよ、俺ら同い年じゃん…敬語いらない」
「え、同い年!?」
亜嵐「うん、1993年生まれでしょ?」
「…うん」
亜嵐「じゃあ、敬語なしだからね!…よし戻ろ!」
「…ホントにありがとう」
亜嵐君は何も言わずに歩き出した
トレーニングルームに戻ると、人が減っていた
今は、GENERATIONSと三代目さんだけ
…はぁぁ、あんな笑い方するようになったんだ
私の知らないことが増えて、悲しくなった
隼「あ、遅かったね!」
「ごめんなさい、私が…」
亜嵐「Aの顔色悪かったからさ笑笑」
涼太「あー、名前で呼んだ!!」
玲於「亜嵐君、手出しちゃダメじゃん」
亜嵐「ちょっと、勘違いさせでよー!」
裕太「なんやねん、もうできちゃったんか?」
「…亜嵐君が、飲み物買ってくれたんです!」
なんだ〜笑、と皆で笑う
どうしてか、ここに広臣もいればよかったなって
自分を傷つけるようなことを自分で考える
仕事に集中しないと
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作者名:佐野ちゃん | 作成日時:2017年3月15日 20時